テレビ東京系月曜プレミア8枠にて2時間ドラマ「冤罪犯」が2021年8月30日(月)に放送されました。小泉孝太郎さん主演になります。
【冤罪犯】あらすじ(引用)
千葉県船橋市のとある休耕地で、ブルーシートが掛けられた女子高生の遺体が発見される。現場に向かった船橋署の香山亮介(小泉孝太郎)は、女子高生、ブルーシートなど、過去に起きた“田宮事件”の状況と酷似していることに気づく。
引用元:冤罪犯公式サイト© TV TOKYO Corporation All rights reserved.
【冤罪犯】ネタバレあり感想
以下、「冤罪犯」の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
小泉孝太郎さんがかっこいい
小泉孝太郎さんはゼロ係とか山ノ坊晃シリーズのような明るいキャラの作品の方が好きなのですが
今回は声のトーンが低めでたまらなくカッコ良かったです。終始ニヤニヤしてしまいました。
クールなだけではなく笑顔を見せてくれるキャラなのが良いです。(香山亮介役:小泉孝太郎さん)
三宅刑事
三宅刑事(三宅義邦役:前野朋哉さん)が嫌な奴に見えて実は芯の通っている刑事で好感が持てました。
偉い人に寝返るんじゃないかと最初は思っていましたが、
上司命令の呼び出しに逆らえないのは仕方ないことで、救出の際には機転も利かせてましたし気づいたらとても信頼していました。
犯人予想と実際
ずっと安川刑事(安川伸治役:高橋克実さん)が犯人か関係者だと思ってみていたのですが、冤罪を匂わせておいて冤罪じゃなかったパターンでした。
なかなか見つからなかった証拠品が2回目の家宅捜索で見つかったということはそれを発見した安川刑事が怪しいと思ったのですがそれはその通りでした。
過去の事件も途中まで関係者がほとんど出てこなかったので
安川刑事の犯行かと思ったのですがそれにしては刑事魂持ってるんだよな~と首をかしげていたら証拠捏造とな。
個人的に捏造は安川刑事単独犯押しでしたが、結局入江刑事(入江正義役:橋本じゅんさん)との共犯でした。
2人とも悪いはずなのに主人公は入江刑事にだけ怒りをぶつけていたので違和感がありました。
同期だから入江刑事に対して私怨が入っていたと絶対思います。
最初は入江刑事が全部ひとりでやろうとしていたところを、お前は上に行く人間だからって安川刑事が全部請け負ったのに本当に上にあがりはじめたら(ちょっと語弊があるけど)色々捏造をして、過去の事件も自分がしたって出頭します
と言い出すとか、あー安川刑事って入江刑事が嫌いだったんだろうなって見ながら遠い目になっちゃいました。
入江刑事的にはそれならいっそあの時自分の手を汚させてくれよってならなくもないですね。
それとも入江刑事はそういうつもりはなかったと言っていましたがやっぱり察してちゃんだったのかなぁ。
ブルーシートからの綻び
ブルーシートが犯人の仕業ではなく外国人労働者の手によるものだったことが安川刑事の誤算でしたね。
これで過去の事件との同一犯説が消えましたから。
消えた直後にうさぎの毛という過去の事件との関連が出てきたものだから見てるこっちとしてはパニックです。
そもそもうさぎの毛は別の人物が外国から持ち込んだものという線は洗ってくれなかったのでしょうか。
オンリーワンのものではなさそうですし、過去の事件の証拠品としてはアリですが今回の事件と結びつけるには年月が経ちすぎていて意図的なものしか感じられませんでした。
でも全部主人公が繋げてくれたので全体を通すと良かったと思います。
残った少しの疑問
疑問に思ったところは大体解消されて面白かったですが
ただ過去の事件の犯人が無実を訴えて自ら命を絶ったというのがちょっと解せなかったかなと思いました。
そうすることで自分が実質無罪に近づけると思ったのでしょうか。
彼のようなタイプの人が自分が死んだ後の評判を気にするか?というのはひっかかりました。
【冤罪犯】主な出演者・キャスト(敬称略)
香山亮介:小泉孝太郎
増岡美佐:瀧本美織
三宅義邦:前野朋哉
末崎修:三浦誠己
田宮龍司:田中俊介
久保捜査一課長:吉満寛人
蒲谷刑事:大迫一平
新座刑事:佐野和真
矢沢靖:沢井小次郎
西尾:田村泰二郎
初美:安倍花凛
香山朱美:前田亜季
田宮晴美:西尾まり
入江正義:橋本じゅん
安川伸治:高橋克実
ほか