テレビ朝日系木曜ドラマ枠(木曜21時)にて連続ドラマ『緊急取調室 4th SEASON』の第3話「勇者の嘘」が2021年7月22日(木)に放送されました。主演は天海祐希さんです。
ボクシングと聞いて身構えていたのですが、駆け引きがありつつ、犯人妄想もさせてくれる好きな構成の回でした。
【緊急取調室 4th SEASON】第3話の簡単あらすじ
加賀見光一郎(神尾楓珠)と石倉衆ニ(岡山天音)のボクシングタイトルマッチが週末に控える中、キントリは、記者の梅本勝(松本実)殺人の事情聴取を石倉に行うことになる。
【緊急取調室 4th SEASON】第3話のネタバレあり感想
以下、『緊急取調室 4th SEASON』第3話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
変化もあるレギュラー陣
モツナベコンビ(監物大二郎役:鈴木浩介さん)(渡辺鉄次役:速水もこみちさん)のやりとりが一層磨きがかかっていて見ていて楽しいです。
春さん(小石川春夫役:小日向文世さん)の「面白くなってきたじゃな~い」も、真壁さん(真壁有希子役:天海祐希さん)がちゃんと頭に思い浮かんで面白いです。
オンラインうぇ~いも新しくて好きです。
取調室の隣の部屋で映像を操作できることといい、コロナ禍による遠隔操作導入の進歩に感心させられます。
小物感パネェ
放送されるテレビカメラの前で「俺は八百長なんてしない」って言うなんて、読唇術ができる人にはバレるのによくやるなあと思って、結果玉さん(玉垣松夫役:塚地武雅さん)が解読しましたが、思った以上に口が動いてなくて玉さんすごいってなりました。
というか、読まれること前提に耳打ちしたのだと気付いて、加賀見選手(加賀見光一郎役:神尾楓珠さん)の小物感パネェなってなりました。
石倉選手(石倉衆ニ役:岡山天音さん)も相手の思惑に気付いてよとか山内さん(山内潔役:阿南健治さん)に直接聞いてよとか思いましたが、自分の過去が重しになって強さに自信がなかったんだろうなと思うと切ないです。不敗だから強い相手っていうのが分からなかったのかもしれません。
動画配信も、最初は相手を追い詰めるいい手だなと思いましたが、事実を知ると小物感が増します。イケメンなのがなおさら残念な気持ちをあおられました。
ボクサーだから殴らない
石倉選手に対して、チャンピオンを目指しているから罪を犯さないというより、格闘技で食べてる人はその技で一般人を傷付けないように精神をすり減らしていると考えるのは普通のことだと思うのですが、
真壁さんたちが、石倉選手が被疑者だと決めて取り調べてしまったのは、職業よりも過去の犯罪歴が無意識下に動いたのではないかと見えました。
「ボクサーだから殴らない」。もっと前提で考えてほしかったです。偏見は禁物だと言っていたのに残念でした。
北斗刑事部長(北斗偉役:池田成志さん)の土下座が見られなかったのは残念ですが、歯茎を出して作り笑いするのがめっちゃ面白くて、刑事部長を愛されキャラに昇華するキントリは本当にすごいです。
梶山管理官(梶山勝利役:田中哲司さん)退出後に花を切り落とすのは怖かったですが、机を蹴り上げたりとかではなくて良かったです。その後冷静になり、慌てて花を整える様子を妄想してしまいました。
犯人
梅本さん(梅本勝役:松本実さん)を殺したのは、梅本さんをよく知っているという三波さん(三波幸次役:西ノ園達大さん)か、石倉選手に罪を着せたい加賀見選手か、石倉選手を守りたい山内さんか、はたまたキントリならそのまま石倉選手が犯人ということもあるのか? 日高さん(日高絵美役:逢沢りなさん)だって怪しい。
取りあえず全員疑ってみましたが、犯人は三波さんでした。
同じ記者同士だし何かしら因縁があったのかと思ったら、三波さん本人には殺してしまった自覚がなかったようで驚きでした。三波さんは意外と正義感が強そうですし、硬膜外血腫ならだんだんと悪くなるっていうことも分かりますし、なるほどやられたな~と思いました。
師匠は偉大
石倉選手には山内さんを信じてほしかったです。
八百長の話は加賀見選手からしか出ていないわけですし、一緒に頑張ってきた会長と、恋人奪ってドヤ顔してる一選手とどっちが信頼に値するか一目瞭然でしょう。
疑う気持ちは分かりますが、リング禍を考える前に、ちょっと周りに探りを入れるくらいはしてほしかったです。
全てを受け止める山内さんは偉大です。
事実を知ってから山内さんを見返すと、切なさと寛大さと、表情がたまりませんでした。
石倉選手は今回犯罪を犯したわけではないので、山内さんと共に一つ上の階段にのぼってほしいものです。
勝者はいないと春さんは言っていましたが、石倉選手がリング禍を本当に実行したか不確定ですし、キントリが止めたので、梅本さんに手を出すのを止めた石倉選手が勝者でいいんじゃないかな~と思いました。
ボクシングの女神は恐ろしい
逢沢りなさんかわいいな~巻き髪で大人っぽい髪型も似合うな~と癒やされながら見ていたら、日高さんはヤバい人なのか?と。
結局2人共にちょっかいかけていたんですか?
加賀見選手のマンションにいたことだけなら嫌そうでしたし何か理由もありそうでしたが、記事になっているのだったら両方にプライベートで接触があったということで? それかでっちあげ??
最後にいい感じに回収してくれるのかと思ったらそのままスルーして終わって目玉が飛び出します。
石倉選手と山内さんの師弟関係がいい感じでほっこりしただけに、ドラマが終わって冷静になって(……え?)ってなりました。
二股交際は、過激なものが多い昨今、記事としては割とありふれているのではないかと思ったのですが、モラルを知れと言うし、何か裏事情があるのだと見守ったのに本当に何もなしなんですか?
最終章につながったりするんですかね?
三波さんは記事というより脅迫のことを怒っていたのでしょうか。記者のモラルを問う前に、キャスターにモラルを問いてほしいです。
もしかすると三波さんも日高さんが気になる存在だったのではとか考えると、恐ろし過ぎて日高さん視点での話が見てみたいと思いました。
石倉選手の任意同行がマスコミに漏れたのも日高さんか周囲のせいですよねえ、日高さんすごいです。
加賀見選手が脅迫に屈するほどの内容には見えなかったんですか、王子キャラでやってる分、女性ファンを離したくなかったんですかね。
内容によっては男性が被害者ぶれそうだったのに不思議です。
次回
キントリを見るのが久しぶり過ぎて、次回も殺人事件が起こっていてびっくりしました。
もつなべさんたちが動くからそりゃそうなんですね。
取調室内にベッドが運び込まれて異様な空間でしたが、面白そうで楽しみです。
【緊急取調室 4th SEASON】第3話のキャスト(敬称略)
真壁有希子(警視庁捜査一課・緊急事案対応取調班):天海祐希
梶山勝利(警視庁捜査一課・緊急事案対応取調班管理官):田中哲司
渡辺鉄次(警視庁刑事部捜査一課一係主任):速水もこみち
監物大二郎(警視庁刑事部捜査一課一係係長):鈴木浩介
かやの(居酒屋しんじの店員、しんじの妻):中村静香
しんじ(居酒屋しんじの店主、かやのの夫):生島勇輝
北斗偉(警視庁刑事部 刑事部長):池田成志
玉垣松夫(警視庁サイバー犯罪対策室、元緊急事案対応取調班メンバー):塚地武雅
菱本進(警視庁捜査一課・緊急事案対応取調班):でんでん
小石川春夫(警視庁捜査一課・緊急事案対応取調班):小日向文世
石倉衆ニ(バンタム級挑戦者、山内ボクシングジムボクサー):岡山天音
加賀見光一郎(バンタム級チャンピオン):神尾楓珠
山内潔(山内ボクシングジム会長):阿南健治
三波幸次(「週刊進帳」記者):西ノ園達大
日高絵美(スポーツキャスター):逢沢りな
松本(警視庁刑事部):桜井聖
梅本勝(「週刊進帳」記者):松本実
大橋(山内ボクシングジムコーチ):川並淳一
山内ボクシングジムボクサー:浦部要
山内ボクシングジムボクサー:林勇汰
山内ボクシングジムボクサー:安曇寛起
山内ボクシングジムボクサー:佐々木葵
山内ボクシングジムボクサー:川西沙希
山内ボクシングジムボクサー:宮崎晃一
山内ボクシングジムボクサー:中馬亜梨沙
ハンバーグヒロコ、熊倉智恵美 他