テレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠(金曜23時15分)にて連続ドラマ「漂着者」の最終回・第9話が2021年9月24日(金)に放送されました。主演は斎藤工さんです。
【漂着者】第9話のあらすじ(引用)
和菓子店『嘴屋(くちばしや)』の大女将・関川ふみに刺された刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)が、病院に緊急搬送される。しかし、傷がかなり深く危険な状態で…。ペアを組む部下・野間健太(戸塚純貴)や新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、柴田の無事を祈り続ける。
引用元:漂着者 公式サイト© tv asahi All rights reserved.
【漂着者】第9話のネタバレあり感想
以下、「漂着者」第9話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
ゲストにシソンヌ・じろうさん
地味にシソンヌのじろうさん(大原治役:じろうさん)が刑事役で出演です。
見た目も演技もナチュラルすぎて逆に面白いです。
何かあって出演が決まったのかな~と調べたら、出演していないのにツイッターでヘミポーズを投稿されていて、その縁で決まったようですね? すてきです。
柴田刑事の危機
柴田刑事(柴田俊哉役:生瀬勝久さん)が刺されて、娘さん(柴田ひかり役:清水心音さん)に会いたいですか?が頭が浮かび、その方向で話も進んだので柴田刑事が川を渡ってしまうのではないかと心配したのですが無事でした。
いわゆる娘さんが助けてくれたってやつですね。
しかし、本物の娘さんはどこへ???
柴田刑事はヘミさん(ヘミングウェイ役:斎藤工さん)のおかげということにしていますが、こうやって人は洗脳されていくんですね……。
誘拐事件の犯人
誘拐事件の犯人は住職(深見龍之介役:リリー・フランキーさん)でした。
共犯の嘴屋のお母さん(関川ふみ役:根岸季衣さん)をたくみに使って事件を操作していたようです。
8話で嘴屋息子さん(関川進役:阿部亮平さん)が逮捕されましたが、息子さんは関係なく全てお母さんの仕業ということですかね。
それだったら息子さん可哀想すぎる……。
息子を疑うなとお母さんは激怒しましたが、あなたのせいだよね?となんともいえない気分になりました。
リリーさんの怪演技がすごかったです。
住職が枕元に立っているとき、これを録音していれば住職を追い詰められるのに!柴田刑事起きて!
と思ったけど、ICレコーダーを仕込んでいてくれて良かったです。
ICレコーダーの指示はいつ柴田刑事が野間刑事(野間健太役:戸塚純貴さん)にしたのでしょう?
病院に運ばれるときくらいしかないですよね。すごい執念です。
あとは証拠が出てきてくれるよう祈ります。
住職と鐘の家は何か関係があるのではないかと少し疑っていましたが、全く無関係の事柄だったようです。
突然の休憩
柴田さんは主要キャラなので死なない、国原医師は~のくだりは急に漫画感。シリアスドラマどこ行った。
最近は主人公とヒロイン以外は安泰じゃないのよ。
ヘミングウェイが選んだ未来
ヘミさんの選んだ世界は、自分がおとりになって工作員さん(工作員役:時任勇気さん)を白日の下にさらすことでした。
できることなら工作員さんから身をていして守った望月さん(望月役:菅原永二さん)も褒めてあげてほしいです。
工作員さんがいなくなって詠美さんを見つけたとき、手を広げたのでやはり詠美さん(新谷詠美役:白石麻衣さん)がキャプ(橋太役:橋本じゅんさん)の鉛筆で……!と思ったのに違ったのは予想が外れて残念でした。
そして、最後のヘミチャンネルが流れながら感傷に浸りました。
が、ふと、あれ?ヘミさんって死なないんじゃなかったっけと思い出したところで黒ヘミ登場。
世間的には亡くなったことになっているんですかね?それとも生き返って奉られる存在になるんですかね?
できることなら黒いヘミさんになってから詠美さんのことは忘れてしまって切ない展開を希望です。
結果だけ見るとそうでもない
そもそもドラマ視聴者は、ヘミさんが迷いに迷って大災害を回避させたのを知っていますが、
結果だけ見たら不審者が預言者の命を狙ったって話なだけなので、そんなに大ごとかあ?って気にはなります。
国民にはどのような伝わり方をしたのでしょう。
最後の考察、もとい妄想
しかし最後の最後に鐘の家にいるはずのない人たちが祈りをささげていました……。
総理代理(藤沼恵美子役:峯村リエさん)はローゼンさん(ローゼン岸本役:野間口徹さん)との交渉で、総理になれたら鐘の家の一員にという条件の話をした
可能性はありますが、別説を唱えたいですね。
・メロンパンの女性(女子大生役:崎本詩織さん)→詠美さんを遠ざけたい、鐘の家の人間だった。
・漁村のおばあちゃん(浦野漁港の女性役:勝倉けい子さん)→第六感伝説を聞きに来た人に決められた話を伝える役。
・後宮教授大学の職員(大学職員役:諫山幸治さん)→誰?!と思って確認したら、3話に出てきた大学職員さんでした。
彼は出た当時から怪しかったです。多分警察も関わってきただろうに研究室の重要人物を知らないって、ねえ。彼がパソコンのデータを消したんでしょう。
・男性教師(高校教師役:紺野ふくたさん)→亡くなっているかと思っていたので生きていてビックリです!
なので最初、このシーンで出てきた人は死者蘇生?!と思ったけどそんな感じの人は彼だけだったので生きていたんですね。
ヘミさんの動画を見て影響されたということを印象付ける役。傘の彼も同じ役割だったのかもしれません。
・遥香ちゃん母親(松園真弓役:西山繭子さん)→最初の遥香ちゃん行方不明からして鐘の家によって仕組まれたものか!
・遥香ちゃん(松園遥香役:鈴木結和さん)→遥香ちゃんはまあ……目覚めてるから。
・ペリさん(ペリ役:隅田杏花さん)→ヘミさん発見者役かつ逃げ出さないようある程度の監視と日本中(世界中?)への周知役。
・刑事(谷口昇役:土佐和成さん)→後宮教授の件とかをもしかして隠蔽してたんですかね。警察内をいろいろとごまかす役でしょう。
・内閣広報官(内舘ひろ子役:しゅはまはるみさん)→彼女が総理事件のシャンデリアの細工をしたんだなあと。
・総理代理→テロを印象付けさせ、ヘミさんをすごいと思わせる役。かつヘミさんをたき付ける役。化粧が今までと違うからか、最初は別人に見えました。
妄想爆発!
これによりやはりヘミさんは周囲の大人数によるさくらによって預言者を作り上げられた説を推します!
最後までさくら説推しです!
ヘミさんはどこかに捉えられていた普通の人で。
最終的にヘミさん自身が思い込まされていると。
まあそれにしては詠美さんの背景のこととか、死なないこととか謎はたくさんあるんですけどね笑
こう見ると、総理も本当に鐘の家の一員だったのではないかと考えられます。
予言者様を作り出してローゼンさんがどうしたいのかは謎です。本当に世界平和を願っているのでしょうか。
終
よく見たらseason1終となっていますね。
その場合は続きよりも別視点から見てみたいです。
本当に続きがあるというよりは、外国のホラー映画みたいに気になる感じで終わらせたいだけのような気がします。
漂着者 総評
前半は恐ろしくも気付くと厨二展開におびえていましたが、毎話毎話驚きの展開があり面白かったです。
もっと伏線放りっぱなしで終わってしまうと思っていただけにある程度の終着点もあって良かったです。
さくら展開も匂わせて終わってくれた(と勝手に思っている)のもうれしいです。
【漂着者】第9話のキャスト(敬称略)
ヘミングウェイ:斎藤工
新谷詠美:白石麻衣
ローゼン岸本:野間口徹
野間健太:戸塚純貴
佐々木文雄:岩谷健司
ラペ:太田奈緒
ペリ:隅田杏花
リモ:吉田志織
モル:生越千晴
望月:菅原永二
木村:宮崎秋人
谷口昇:土佐和成
小笠原修:近江谷太朗
今泉茂:俵木藤汰
工作員:時任勇気
大原治:じろう(シソンヌ)
松園真弓:西山繭子
内舘ひろ子:しゅはまはるみ
奥田透:伊達暁
内山颯太:筒井巧
捜査員:葉山昴
月沢勝一:島英臣
杉本賢汰:森一
深見龍之介:リリー・フランキー(友情出演)
高校教師:紺野ふくた
大学職員:諫山幸治
浦野漁港の女性:勝倉けい子
窪田:石川啓大
矢島:玉木惣一郎
女子大生:崎本詩織
松園遥香:鈴木結和
柴田ひかり:清水心音
藤沼恵美子:峯村リエ
関川ふみ:根岸季衣
柴田俊哉:生瀬勝久
ほか