テレビ朝日系水曜21時枠にて連続ドラマ『刑事7人 シーズン8』の最終回・第10話が2022年9月14日(水)に放送されました。主演は東山紀之さんです。
最終回は10分拡大放送です。
最終回は、正統派刑事もので、路敏くん(坂下路敏役):小瀧望さん)の過去もしつつ、うっとうしさもなくて良かったです。
【刑事7人 シーズン8】第10話の簡単あらすじ
池上4丁目交番の山岸正武(鶴見辰吾)が撃たれて亡くなっているのを発見された。それは12年前の事件に使用された警察官の拳銃と同一の物が使用されており、逃走中の犯人が再び動き出したと思われた。
【刑事7人 シーズン8】第10話のネタバレあり感想
以下、『刑事7人 シーズン8』第10話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
路敏くんの環境
路敏くんを飲みに誘うという珍しいことをしようとするから、案の定事件発生です。しかも、警察官殺しという特別大事件です。
そもそも路敏くんを誘うのに、相手が拓海くん(野々村拓海役:白洲迅さん)だったら一番嫌がりそうで、来るものも来なくなりそうです。
フラグという言葉を海老沢さん(海老沢芳樹役:田辺誠一さん)が使ってくれて、ちょっとうれしくなりました。
お金貸しの小室さん(小室司役:鷲尾英彰さん)はいい人であってほしいと願っていましたが、いい人と断言はできかねるものの、山岸さん(山岸正武役:鶴見辰吾さん)との知り合いで、悪い人でなくて安心しました。
学費のやり取りをあそこまで怪しく見せるなんて、ドラマって怖いです笑
あの生い立ちで、なぜ路敏くんは自信過剰のひねくれ者になったんだぜ?
ひねくれるのは分かりますが、あれだけの自信満々な言動はどこで身に付けたのでしょう。
お金があれば自分の望んだレールを進めたから自信が付き過ぎたんですかね。エリート街道は実際すごいですし、しょうがないのでしょうか。
路敏くんの過去を聞いた新専従捜査班のみんなが優しくてじーんとしました。
戸籍売買のことをリークしたのも、恩人の山岸さんが悪く言われるのに耐えかねたからだと思うと、かわいいところもあるなと思います。
それにしても、路敏くんのお酒の酔い方、怖過ぎでしょ……。
かもめんたる槙尾さん登場
制服警官さんの声がやや特殊で、かもめんたるの方に似ているなと画面を見たら、本人さんでした(近藤良介役:槙尾ユウスケさん)。
ビジュアルの溶け込み方もすごいですし、特徴的な声の割になじんでいて、演技もうまいです。
でも、なぜに突然芸人さん?と思いましたが、1話でも我が家の坪倉さんが出ていましたし、初回と最終回は特別感を出すために配役されるのかもしれませんね。
演技のうまい方の起用は、単純にうれしいです。
犯人予想と実際
もうちょっと犯人予想は落ち着いてするべきだと反省しています。
予想
最初に継続捜査班の2人を見た時に、これはどちらかが犯人パターンだと感じましたが、あまり警察内部犯な気分ではなかったので他も視野に視聴しました。
遠山俊也さん(土井和彦役:遠山俊也さん)とか槙尾ユウスケさんとか、地味なところに良いキャストを配置していて嘆きましたが、いろいろ考えてパニックになった末、槙尾さんが犯人でいいんじゃないかなってなりました。
真面目に考え直すと、やっぱり警察内部犯ということで、可能か分かりませんが顔を変えて警察に入った。……え、路敏くん?という謎思考が一度発生しましたが。やはり継続捜査班のどちらかだというところに戻ってきました。
ほとんど目立たない北川さん(北川健人役:松田賢二さん)よりも、出番の多かった小清水さん(小清水祐人役:弓削智久さん)のほうが展開が好みということで、犯人予想は小清水さんに決定です。
身長が違い過ぎると言って身元確認をしなかったのも引っかかりました(結果全然関係なかったけど)。
実際
まず、逃走していた古市さんの正体は土井和彦さんでした(古市潤役:赤木耀さん)。遠山さんはミスリードではなく、めちゃくちゃ主要人物で驚きました!
年齢的に絶対ないと思っていただけに驚きが半端なかったです。
中身が若者と思って話しているのを聞くと、確かに何か違和感を感じて面白いです。
老いる整形という技術もすごいですけど、そういう手術を冤罪にもかかわらず受けなければいけなかった土井さんの環境を思うと胸が痛くなります。
犯人予想を大外ししたとショックを受けましたが、よくよく考えると予想は山岸さんを手にかけた人を考えていたので、まだセーフ!と持ち直しました。
そもそも、古市さんが過去事件の犯人なのかどうか、というところから考えないといけないのをごちゃまぜにして進んでしまったので、良くないなと反省しました。
そして、山岸さんと羽田さん(羽田守雄役:高島豪志さん)を手にかけた犯人は、小清水さんでした。
芝居がかった動きをする小清水さんを、後ろで見つめる北川さんが、困惑しているように見えて面白いです。
過去の犯行シーンでは、連行中の人間を逃すという失態を犯した相手に近づいて、支えながら自分の告発のことを口にするって狂気でした。
羽田さんもうかつですね。
山岸さんが男前過ぎて好き
山岸さんは、公園で土井さんに話しかけている様子はマジ怖かったですけど、話が進むにつれていいところがあふれ出てたまりませんでした。
路敏くん母(坂下麻未役:町田マリーさん)の冤罪を晴らしたり、路敏くんの将来を気にかけてくれて、いい人です。好き。
あれだけ優秀な人が古市さんの正体に気付かず取り逃すなんてことはないでしょ。
顔を変えたのに、声やしゃべり方、癖で古市さんだと気付いてくれた時には鳥肌が止まりませんでした。
「そんな顔にしてまで頑張ったな」という言葉には、自然と涙が浮かんできました。
もう、とっても好き。
古市さんのつらさは途方もないほど大きいけれど、その中で山岸さんに出会えたこと、それから新専従捜査班の目に留まったことは不幸中の幸いなのかなと思ったり。
冤罪が晴れ、一息つくことができて良かったです。
父親(古市俊哉役:石田登星さん)は上からの圧力で古市さんを追い出したのかと思ったら、自己保身で。ただそれも仕方ないのかなと思う部分もあり。許せはしないけど。
でも、お母さん(古市留美役:一谷真由美さん)は今でも古市さんのことを思ってくれているようなので、会いに行ってあげてほしいです。
刑事7人 シーズン8 総括
キャスト変更があったとはいえ、路敏くんメイン回よりは、やっぱり主人公である天樹さん(天樹悠役:東山紀之さん)メインのほうが心躍りました。
新専従捜査班解散の話が最終回で一切出なかったので、今後は何事もなく夏に帰ってくるということで良いのでしょうか~?
路敏くんがかなり落ち着いてきていたので、次シーズンがあればもっとなじんだ様子を見られればと思います。
【刑事7人 シーズン8】第10話のキャスト(敬称略)
天樹悠(警視庁刑事部新専従捜査班・刑事):東山紀之
海老沢芳樹(警視庁刑事部新専従捜査班・刑事):田辺誠一
坂下路敏(警視庁刑事部新専従捜査班・新任刑事、警部補):小瀧望(ジャニーズWEST)
野々村拓海(警視庁刑事部新専従捜査班・刑事):白洲迅
青山新(警視庁刑事部新専従捜査班・刑事):塚本高史
片桐正敏(警視庁刑事部新専従捜査班・班長):吉田鋼太郎
堂本俊太郎(東都大学医学部教授、天樹の義父):北大路欣也
山岸正武(池上4丁目交番勤務の警察官、元刑事、巡査部長):鶴見辰吾
土井和彦(臨海公園管理会社の清掃員):遠山俊也
小清水祐人(東八王子署継続捜査班・刑事):弓削智久
北川健人(東八王子署継続捜査班・刑事):松田賢二
前迫彰(警視庁捜査一課長):井上肇
近藤良介(月沼2丁目交番勤務の警察官):槙尾ユウスケ(かもめんたる)
羽田守雄(月沼2丁目交番勤務の警察官、巡査長、12年前に射殺):高島豪志
古市俊哉(古市外科医院院長、潤の父親):石田登星
古市留美(潤の母親):一谷真由美
古市潤(12年前高校生、万引きをし連行中に逃走):赤木耀
坂下麻未(路敏の母親):町田マリー
柳沼悠也(戸籍売買のブローカー):堀源起
羽田美紀子(守雄の妻):澁谷晶己
小室司(金貸し):鷲尾英彰
美容整形外科医:池田良
警視庁刑事部一係長:高久慶太郎
シゲチン(ホームレス):渡荘太
戸籍を買った男性配達員:東康仁
警視庁刑事部二係長:高橋光宏
警視庁刑事部・刑事:川村朋栄
警視庁刑事部・刑事:竹田茂生
警視庁刑事部・刑事:中込博樹
解剖助手:谷本貴彦
解剖助手:南瀬嵩
解剖助手:神田直美
警視庁刑事部・刑事:増田翔大
警視庁刑事部・刑事:安田敦
スーパー亀石の店員:柿沼慶典
有希(居酒屋「酒蔵あっけし」店員):藤田葵
他