4代目【金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件】ネタバレあり感想/ビックリトリックが炸裂する

金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件感想1~4代目・金田一少年の事件簿

日本テレビ系にて2時間ドラマ『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』が2013年1月12日(土)に初回放送されました。主演の4代目金田一少年は山田涼介さんです。

今回は2022年にTVerで限定配信されていたものを視聴しました。

2022年5代目金田一少年の事件簿ドラマの放送に合わせて、TVerとhuluで「春の金田一祭り」と題した歴代金田一少年配信が始まりまして、私はTVerのほうで視聴させていただきました!
huluでは8月いっぱいまで見れるようなので、見逃した方はぜひそちらでご覧ください。一部は関東ローカルでテレビ放送もされます。

できれば1代目からやってほしかったですが、なぜか4代目からさかのぼる形です。
これだけまとめてやってくれるのは貴重なので感謝しかありません。

10年近く前の作品でも、見たら何となく展開を覚えていて感動しました。でも犯人だけ覚えていないのはなぜなんですかね。

4代目【金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件】簡単あらすじ

モデルの代役として七瀬美雪(川口春奈)は、幼なじみの金田一一(山田涼介)と後輩の佐木竜二(有岡大貴)と3人で香港を訪れていた。会場に向かう途中に七瀬が何者かに誘拐されてしまう。
七瀬が代役予定だったモデルの楊蘭(川口春奈/二役)と金田一たちは出会い、七瀬が見つからないまま次々と殺人事件に巻き込まれる。

4代目【金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件】ネタバレあり感想

以下、『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。

登場人物感想

登場人物がイケメンだらけです。完全に異次元です。

はじめちゃん

山田くん(金田一一役:山田涼介さん)がかわいい。

ちゃんと後ろ髪もくくっていて二重丸。
結構ビジュアルも金田一に寄せていていいです。

めちゃめちゃアホな子なのに、かっこいいところはバチっとかっこよくて、山田くん金田一少年、本当にすてきです。

佐木くん

逆に佐木くん(佐木竜二役:有岡大貴さん)が佐木くんっぽくない……茶髪なのが駄目なんですかね。ほっそり黒髪の佐木くんとはちょっとイメージが違います。でも有岡くんは好きなので、普通に癒やされます。天パ風なのも個性が出ていて嫌いじゃないです。

最初は演技が初々しいと思ったのですがそれは最初だけで、普通に良かったです。

2013年の文明進化に驚いて腰を抜かしそうでした。10年近く前なのに、スマホであんなにきれいに画像の切り抜きができるんですね、画像の重ねまで。
しかも多分そんなに時間をかけずに作業してたっぽいので佐木くんすご過ぎます。

李さん

ウーズンさん(李白龍役:ウーズンさん)がすごくかっこいいです。
最初に画面に現れたとき、こんなにかっこいい人がいるんだなって思いました。

日本語が吹き替えなのが非常に残念です。もうちょっと違和感がないふうには技術的にできなかったんですかね。
顔に合わせたイケメン声にし過ぎてて、もうちょっと普通に話してくれたほうが私は好きでした。

ながら視聴をするので画面を見ないといけない日本語字幕はあまり好きではないですが、李さんに関しては字幕のほうがありがたかったです。

V.Iさん

当時のBIGBANGのメンバーを連れてきたり、スペシャルドラマの手の込みようがすごいです。

V.Iさん(金龍東役:V.Iさん)は日本語がうまくて、でも演技もできてていいキャスティングだと思いました。

アクションシーンは苦手なんです

始まりのワイヤアクションみたいなのは要らなかったです。

香港まで行ったから派手な演出入れておこう、みたいに思えて逆に冷めてしまいます。

シナリオで魅せてくれればそれでいいんです。

上の階の状況をどうやって知ったのか

2人目の被害者(新力役:小松拓也さん)が判明したときの状況がいまいち分かりませんでした。

なぜはじめちゃんは、新さんが亡くなったことに気付いたのでしょうか。
何度巻き戻しても理解できませんでした。

古い作品だし、放送コード的なもので一部カットされたのかなと思ったのですが、その後の3人目の被害者(リュウ・アイビー役:ビビアン・スーさん)は結構残忍でびっくりしました。

まあ、金田一これこれ、ってなりました。

スポンサーリンク

犯人予想と実際

基本的には金さんが犯人だと思いながら見ていました。自ら日本語が喋れるのは最重要な役だとハッとしました。

万一金さんが犯人でないなら、候補としてはアシスタントの佐久間さん(佐久間猛役:水田航生さん)がそれっぽい配置だなあとは思いましたが、ちょっと影が薄過ぎる気がして除外しました。

しかし途中、女性が逃げるシーンで、以前ドラマを見たことを一部思い出して、あれは多分リュウさんと見せかけて犯人が走っているパターンだったよなと。
女性で犯人になり得そうなのは楊さん(七瀬美雪/楊蘭役:川口春奈さん)のみですね。

そもそも美雪が見つかっても、美雪なのか楊さんなのか判別できないですよね。タトゥー見せてとかそうそう言えないですし。

そう思っている中での、はじめちゃんを呼び捨てにする違和感。
気の強い系美雪設定なのか?と思って最初を見返したら、ちゃん付けしていて安心しました。これで楊さんは確定です。

スペシャルでやるネタに向いてますね。

結局金さんと楊さんの共犯かなという結論でしたが、結果は楊さん単独犯でした。

ドラマを思い出した部分だけ合っていて、自分で感じた部分は一切合っていなくて悲しかったです。もはや犯人予想でもなんでもないです。

トリック

珍しく、覚えている範囲でトリック結果を書いてみます。

1人目

1人目の被害者・張さん(張永福役:矢野浩二さん)は、テーブルに被害者の大嫌いなチョウの柄コップを多く配置し、花の柄コップに毒を塗る。コップ2つのうち、1つを自分が取れば、もう1つは被害者が選ぶ。念のため被害者と面識のある協力者に花柄コップを事前に確保してもらい、被害者に譲らせる。

コップの柄を見て張さんは座る場所を選んだのには気付きましたが、それが2つあって1つは犯人が陣取ったのには気付きませんでした。
1つだけだったらあからさまだからそうですよね。

多分、人間違いで亡くなってしまった、っていうのも考えさせるワナですね。

2人目

2人目の新さんは、金田一らしい、実現の難しさがふんだんに盛り込まれたトリックです。

犯行現場から、一直線上にある100メートル離れた新さんの自室へ、ワイヤを通して遺体を移動させた。

まず、初見は信じられない。

実際に目の前で移動してもらわないと信じられません。

「理屈は通ってる」とか言って、いったん受け止めるリー刑事がすごいけど面白いです。

今だったらドローンを使うだろうけどこの頃はさすがにないよなーと思ったら、ラジコンヘリがあったようです。

金属チェックの厳しい場所へのワイヤ持ち込みは、形状記憶合金を使っていったんハンガーとして持ち込んだようです。ワイヤに戻すのには20分ほどかかるけど、ハンガーに戻すにはお湯をかければすぐ!
ワイヤ状に伸ばす間に誰かにバレないか綱渡りですね。

3人目

3人目のリュウさんは、全ての罪を押し付けられそうになりましたがはじめちゃんが解決です。

真犯人の楊さんが、リュウさんのフリをして誰かを龍のうろこの場所に誘き寄せて、いったんまく。その間に犯行、自分も誘拐されてケガをした美雪に変装。

てっきり犯行後に誘導したのかと思っていたら、誘導した後に犯行とか、本当綱渡り人間ですか。

はじめちゃんが美雪でないことを見抜いていて良かったです。一切顔に出さずに俳優になれます、はじめちゃん。

スポンサーリンク

動機

楊さんは母親(ヤン・メイジン役:福本幸子さん)を殺された恨みで復讐を決意したんですね。

でも実はいたお兄さんたちは、楊さんにつらい思いをさせないように財宝のことを隠して日本で過ごしてもらっていたと。
気持ち伝わらず、復讐の鬼と化してやり遂げてしまったのには切なくなりました。

あと、この兄妹4人とも顔整い過ぎだろうって思っちゃうと切なさが吹き飛んでしまうのでどうにかしてほしかったです。お母さんの血が濃いか、お父さんも痩せたらイケメンかですね。逆にいえば、血がつながっているから美しいのかもしれません。

最初に、龍の字が名前に付いているだけで関係性を疑ったときにはそんなバカなと思いましたが、さすが金田一少年でした。

楊さんと美雪

楊さんを見た後に美雪を見ると、最後の美雪の髪型が幼いのもあって、雰囲気が違うんだなあと感心しました。
楊さんだとちょっと大人っぽ過ぎて美雪と思うには違和感があったので、ちょっとホッとしました。

「はじめ」って呼ぶのも、呼び慣れた感じではなくてちょっと片言に感じる呼び方で、うまいなあと思いました。

誘拐中の美雪の様子も見てみたかったです。途中であった電話も全て楊さんってことだったんですね~。

今回トリックを書き出してみましたが、思ったより長くなったので次回以降も続けるかは考えます。

4代目【金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件】キャスト(敬称略)

金田一一:山田涼介(Hey! Say! JUMP)
七瀬美雪/楊蘭(ヤン・ラン):川口春奈
佐木竜二:有岡大貴(Hey! Say! JUMP)

李白龍(リー・パイロン):ウーズン
金龍東(キム・ロンドン):V.I(BIGBANG)
瀧川龍太:桐谷健太
劉艾薇(リュウ・アイビー):ビビアン・スー(特別出演)
王龍(ワン・ロン):エリック・ツァン
張永福(チャン・ヨンフー):矢野浩二
新力(シン・リー):小松拓也

ヤン・メイジン(ランの母親):福本幸子
佐久間猛:水田航生
幼少時代のラン:畠山彩奈

老人の声:半海一晃
ウーズン日本語吹き替え:浪川大輔
 他