【ドラマ特別企画 嫌われ監察官 音無一六スペシャル(5)】ネタバレあり感想/弟感の強い二六さん登場

ドラマ特別企画 嫌われ監察官 音無一六スペシャル(5)感想2時間ドラマ・サスペンス感想

テレビ東京系にて2時間ドラマ『ドラマ特別企画 嫌われ監察官 音無一六スペシャル』が2018年7月6日(金)に初回放送されました。小日向文世さん主演のシリーズ第5作目になります。

ナンバリングがなくなってしまったのでどういう順番か分かりにくいのですが、大友康平さん(有村俊樹役:大友康平さん)が出演して、エンケンさん(万丈二六役:遠藤憲一さん)が初登場なのが5作品目の音無一六シリーズになります。

今回は2022年5月にTVerで限定配信されていたものを視聴しました。

【嫌われ監察官 音無一六5】簡単あらすじ

音無一六(小日向文世)が監察していた有村俊樹(大友康平)警部補が毒殺され、音無が第一発見者となる。音無の監察に問題がなかったのか問われると共に、捜査本部に監察に入る。

【嫌われ監察官 音無一六5】ネタバレあり感想

以下、『ドラマ特別企画 嫌われ監察官 音無一六スペシャル(5)』の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。

二六さん初登場

今までは複数被害者で複雑な人間関係の印象があったので、今回はシンプルな事件+実の弟を出す部分に注力したのかなという印象でした。

シリーズとして変化を出したかったのでしょうか。

1作限りなら面白そうですが、そうはならなさそうな予感です。タクシー運転手が監察もののレギュラーは結構難しいですけど、職業は関係なくなるのでしょうか。
一六さん(音無一六役:小日向文世さん)が二六さんを最初に見た感想が「鬼」だったんですけど、伏線でもなくそのまま終わってしまって残念でした。

そして一六、二六と聞くと野呂盆六最終回が頭に浮かんできて頭が混乱してきます。

二六さんは弟感がとても出ていてすごいと思いました。

お笑い枠?

お笑い枠が1つできたんですかね?

4では我が家の谷田部さんが出ていましたし、今回はラバーガールの大水さん(制服警官役:大水洋介さん)が出ていましたし。

今回は犯人役まで進出するかとちょっと思いましたが、ワンポイント起用のようでした。

このくらいだと作品の雰囲気も損なわずに楽しめて好きです。

相棒変更

今回から相棒変更です。

最初に三条さん(三条渚役:中越典子さん)が出てきたので相棒継続かと思いきや、出張に行ってしまいました。
今までと印象が違うなと思っていたら警視庁の捜査一課に行ったようで、雰囲気の違いも納得でした。
捜査一課に行ったほうが音無さんと組める回数が増えそうな気がしましたが、音無さんは主に所轄署が担当なのかもしれません。

新しい相棒は三花さん(溝呂木三花役:堀内敬子さん)でした。下の名前に三。数字は三条さんから継続でした。名字のコオロギに反応が止まらない音無さんが面白かったです。

三花さんの最初は、お茶くみしかできないドジっ子キャラで、それがどう音無さんと関わっていくのだろうと思ったら、実は観察眼も鋭く腕も立つ天才系キャラで音無さんがいなくても事件解決できるんじゃない?って感じだったのでちょっと不満だったかもしれません。

CMで見た時は怖い系の人だと思っていたので、おおらかだったのは良かったです。

最初から音無さんに嫌悪がないキャラっていうのもたまにはいいですね。

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犯人予想と実際

見たことがあるはずなのにあまり今作の見覚えがないなあと思って、過去の日記を探したらちゃんと見ていました。
その時は相棒役の三花さんを疑っていたようです。それ以外は今回とほぼ同じような感想で人間の感じ方ってあんまり変わらないんだなと思いました。といっても5年前くらいの放送ですからそんなもんですかね。
相棒が犯人なわけないじゃんって思いましたが、確かに思い返すとキャラクター的には怪しくてその考え方があったかと自分に感心しました笑

今回の予想としては一番怪しく感じたのは仁科社長(仁科修平役:小林一英さん)の秘書(仁科の秘書役:加藤慎吾さん)の方でしたが、音無シリーズは裏側をしっかり描いてくるので動機も関連性もないのでうーんと思っていたらやはり違いました。

それから、音無さんが車内を気にしていたことと、癒着の件が解決していないので、警察の内部に手引きした人がいるだろうと考え、候補は2人でした。
監察官への嫌悪も上司としての懐の深さも見せた飯田課長(飯田正臣役:大河内浩さん)か、エリートの堕落を見せるための川谷管理官(川谷宗輔役:小木茂光さん)か。

自転車置き場の横に車を置いちゃうのは管理官という立場上ないから飯田課長かと思ったけど、課長という立場も偉い人なわけで意味が分からなくなりました。
多分視聴者側にはどちらか判断できる材料は与えられてないんじゃないかな~と考えるのを途中でやめました。

証拠の車が登場しても2人を同じ画面に収めるものですから判断が付きません。そのどっちだろう感がたまりません。

川谷管理官がわたわたしていましたが、結局犯人は飯田課長でした。
見ている分には面白いですが、川谷管理官の立場になると恥ずかしくて推理が頭に入ってこないよなあってなります。本当ミスリード役お疲れさまです。

飯田課長は粘りましたが結局言い負けてしまいました。悪いことしかしていないんですが。

室岡社長(室岡徹役:宮川一朗太さん)と共謀かと思ったら飯田課長の単独犯で驚きです。

室岡社長は別件での悪い人でした。

高級オガ炭であるスーパーZ、座席に落ち過ぎでは? いろんなところに落ちていて最後には面白くなってしまいました。

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衝撃の手口

フグとトリカブトで拮抗作用起こるっていうのは本当のようですね。

実際にそのような事件も起こっているようで?

こんなことが本当にできたら完全犯罪じゃんと思いましたが、ドラマのように何分でこうなるっていうのが難しいのかもしれません。恐ろしい話です。

嫌われ監察官 音無一六5 総評

毒のことは驚きでしたが、そこを信頼し過ぎて犯人のボロが出まくりでした。

相棒が変わったり一六さんの弟が出てきたり、監察官に新たな風が吹き込まれた作品だったと思います。

【嫌われ監察官 音無一六5】キャスト(敬称略)

音無一六(警視庁人事一課監察官):小日向文世
万丈二六(タクシー運転手、音無の弟):遠藤憲一
溝呂木三花(有明署刑事課強行犯係):堀内敬子
有村俊樹(警視庁組織対策四課、警部補):大友康平
室岡徹(室岡不動産社長):宮川一朗太
阿部志津香(室岡不動産事務):青山倫子
奥泉栄一郎(警視庁捜査一課、巡査長):鈴之助
三条渚(警視庁捜査一課、巡査部長):中越典子
飯田正臣(警視庁組織対策四課課長):大河内浩
川谷宗輔(警視庁捜査一課管理官):小木茂光
七尾政和(警視庁刑事部部長):石丸謙二郎
二宮満(居酒屋「みつる」主人、元世田谷西署署長):小野武彦
千住遼子(警視庁警務部部長):田中美佐子

仁科修平(仁科ホテルグループ代表取締役社長):小林一英
涌井(警視庁組織対策四課、巡査部長):細見大輔
有明署刑事課強行犯係刑事:足立智充
警視庁捜査一課刑事:竹内健史
制服警官:大水洋介(ラバーガール)
刑事:名村辰
戸田(解剖医):山元隆弘
巨竜会構成員:大沼智貴
仁科の秘書:加藤慎吾
リポーター:日中泰景
 児玉ちえ 他