テレビ朝日系木曜ミステリー枠(木曜20時)にて連続ドラマ『遺留捜査 第7シーズン』の最終回・第10話が2022年9月15日(木)に放送されました。主演は上川隆也さんです。木曜ミステリー枠ラストの話となります!
政治と国際情勢という自分の苦手分野が重要な話だったとはいえ、びっくりするぐらい理解できなくて、ただただよく分からないまま終わってしまいました。
【遺留捜査 第7シーズン】第10話の簡単あらすじ
岩瀬隆介(津田寛治)の襲われた現場に折り鶴が落ちていた。その折り鶴から、亡くなったと思われていた沢村直哉(渋谷謙人)の新しい指紋が見つかり、特別捜査対策室は騒然となる。
【遺留捜査 第7シーズン】第10話のネタバレあり感想
以下、『遺留捜査 第7シーズン』第10話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
村木さんお疲れさま
まさかの村木さん(村木繁役:甲本雅裕さん)、沖縄に行けず。
空港で寝てしまって乗り遅れるという、そんなことあるー?! 直前の仕事が忙し過ぎたんですね。
引きずらず仕事に打ち込む村木さんは偉いです。
糸村さん(糸村聡役:上川隆也さん)の「頼れるのも信頼しているのも村木さんだけ」っていう言葉に喜んだものの、聞きようによっては他の人に大変失礼な気がします。神崎さん(神崎莉緒役:栗山千明さん)の目の前っていうのもすごい。でもあれって結構、糸村さんの本心な気がしました。
第1シーズンから一緒なのって村木さんだけですよね?
今回は会話内容が高度でした。
糸村さんは、第7シーズンの中では一番捜査をしていて、根を詰め過ぎで心配になりました。
犯人
氷室さん(氷室翔太役:崎山つばささん)と岩瀬さん(岩瀬隆介役:津田寛治さん)を襲った犯人は、沢村さん (沢村直哉役:渋谷謙人さん)でした。
沢村さんが生きていたことは少し予想していたとはいえ、本当に犯人だったとは驚きです。
歯とか鑑定元になる物がすり替えられていたと思っていたので、ウソの鑑定をされていたのはショックでした。
手を汚したことも命令されたのではなく、自分の意志というか流れというか。
回想シーンを見ても信じられませんでした。
特に岩瀬さんの時は、謝罪していたはずなのにいつの間にか手にナイフを持っていて、なんで??ってなりました。
誰かをかばったウソの供述だからおかしいのだと思っていたのですが、その後修正が入らず、私はいまだに戸惑ったままです。
遺留品の背景に重点を置くばっかりに、こちらが少々おざなりになってしまったのでしょうか?
完全に神代課長(神代修馬役:浜田学さん)が犯人だと思っていたので、それ以外の人が犯人で驚きです。10話冒頭から神代課長が疑われた時点で、違うことは察しました。普通にいい人でした。
遺留品は折り鶴
遺留品は折り鶴でした。
物部院長(物部泰弘役:高橋英樹さん)の娘さん(物部遥役:しまずい香奈さん)がボランティアの地で折った、いわば形見でした。
正直、このくらいしか理解ができなくて自分の理解力に泣けます。
遺留品は岩瀬さんではなく、沢村さんが持っていた物を落とした物だったので、前回出てこなくても納得しました。
危険と隣り合わせではなかった場所?
三窪元大臣さん(三窪保役:大石吾朗さん)ってそんなに悪いことをしたのかが分かりませんでした。
ある程度安心だと言われていても、危険とはそれなりに隣り合わせの地にボランティアとして参加したように見えました。三窪元大臣さんが人質として差し出したならともかく、現地で不測の事態に巻き込まれたことは三窪元大臣さんのせいなんですかね?
危険な場所だと分かっていて派遣したといっても、どのレベルで危険だったんでしょう。
隠したことが大悪ってことなんですかね。
聞き逃しがあるのかというくらい自分が理解できていなくて本当に困りました苦笑
英樹さんが涙を流すシーンが新鮮でした。
関連付けに疑問
9話との続きだと思って見るのが、根本的に良くなさそうです。前回悪く描かれていた物部院長や沢村さんが、実は背景があっていい人だったという印象付けが、前半は気にならなくても終わってから考えると納得できなかったです。9話の後にこの話をしていいのかという疑問。
10話だけを見れば、娘と同じ境遇の人物に同情しかくまい、娘を死に追いやった人物を追い込むため奔走するっていういいお父さんだなーって話なんですけど。
かくまった人は、理由はどうあれ過去に無差別殺傷を起こし、その時の被害者身内に再び牙をむくという事態を引き起こしているわけで。
神崎さんが言う責める言葉がそのとおりだと思ったんですけど、よく最後には飲み込むことができたなあと思います。
9話で岩瀬さん寄りになった身からすると、5年前、逮捕されていればとしか思えません。もう少し、岩瀬さんに手を出したことに理由があれば印象も違ったのでしょうけどね。
岩瀬さんが亡くなっていなくてびっくりしたものの、沢村さんの罪を軽くするためと、葉月さん(小畠鈴乃役:森日菜美さん)のことがあって生かされたんでしょうねえ。
ないと思ったシーン
岩瀬さんの話は前回で終わっていたようで、岩瀬さんと葉月さんが顔を合わせることもなくて良かった良かったと思っていたら
最後に再会するシーンが入ってがっかりでした。
そりゃあ岩瀬さんが生きていたらそうなりますよね。
私の心が曇っているので、葉月さんがお金のために媚を売っているようにしか見えませんでした。多分、自分(葉月さん)がいまだに岩瀬さんを恨んでいたことを岩瀬さんは知らないと思っているからこそ、何もないような顔で岩瀬さんの前に現れることができるんですよ。
葉月さんへの3分シーンがあれば印象は変わりましたかね? 元々私の拒否反応が強いので、それも難しそうです。
でも、何だかんだ、岩瀬さんが幸せに思うならそれでいいです。
遺留捜査 第7シーズン 総評
泣くことは少ないけど、形式の定まった展開は安定感があって良かったと思います。悪い人を悪く描いてくれるのは、感情も荒ぶりやすいですけどありがたいなと思います。
木曜ミステリー枠最後のドラマ。解散うんぬんの話が出ることなく、普通に終わりました。最後に少し糸村さんが名残惜しんだぐらいで。
遺留捜査はきっちり毎年放送するドラマではないので、この様子だと、しれっと2年後くらいに火曜9時で戻ってきそうな気もします。
【遺留捜査 第7シーズン】第10話のキャスト(敬称略)
糸村聡(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):上川隆也
神崎莉緒(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):栗山千明
雨宮宏(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):永井大
沖田悟(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):戸塚純貴
滝沢綾子(京都府警科捜研研究員):宮﨑香蓮
村木繁(京都府警科捜研研究員):甲本雅裕
佐倉路花(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・室長代理):戸田恵子
物部泰弘(物部総合病院院長、遥の父親):高橋英樹
岩瀬隆介(警備会社「京都ガードサービス」警備員、元警察官):津田寛治
氷室翔太(京都府警組織犯罪対策二課・刑事、巡査部長):崎山つばさ
小畠鈴乃(葉月という名の舞妓):森日菜美
三窪保(元外務大臣):大石吾朗
神代修馬(京都府警組織犯罪対策二課・課長):浜田学
沢村直哉(5年前の通り魔事件犯人、事件後焼死、当時大学生):渋谷謙人
諸橋葵(氷室が過去に逮捕した特殊詐欺犯、右手首に蝶のタトゥー):水沢エレナ
物部遥(医師、ブルネジアの国際協力ボランティアに参加し死亡、泰弘の娘):しまずい香奈
椎名麻実(外務省関西分室職員):寒川綾奈
芝浦文雄(亀岡東病院外科部長、沢村の司法解剖医):中川浩三
風間由里(医師、遥の大学時代の友人):笠原千尋
菅(ホームレス):本山力
仁科(沢村の大学時代の友人):竹田和哲
吾妻今日子(清掃員):大林菜穂子
女性記者:福田野乃花
他