【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】最終回12話ネタバレあり感想/渋い警視から称賛の言葉を

警部補・古畑任三郎 第1シリーズ12話感想古畑任三郎

フジテレビ系水曜劇場枠(水曜21時)・連続ドラマ「警部補・古畑任三郎 第1シリーズ」の最終回・第12話「最後のあいさつ」が1994年6月29日(水)に初回放送されました。主演は田村正和さんです。

今回は2022年にTVerで限定配信されていたものを視聴しました。

犯人役は菅原文太さん(小暮警視役:菅原文太さん)です。渋い!
最終回にふさわしく、警察に犯人がいたドキドキ感です。古畑さん(古畑任三郎役:田村正和さん)はあっさり見破ってしまいます、さすが。

【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】第12話の簡単あらすじ

警視である小暮(菅原文太)は、裁判で無罪になった、孫を殺した主犯と思われる生原浩(鈴木隆仁)を自らの手で葬り去った。
小暮の犯行を立証できるのか、古畑任三郎(田村正和)が真実を積み上げる。

【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】第12話のネタバレあり感想

以下、「警部補・古畑任三郎 第1シリーズ」第12話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。

警視との戦い

今回は全体的に難しくて、頭から煙が出そうでした。

毎回犯行パートが分からなくても、進むにつれて判明していくんですが、今回は分からないまま終わってしまいました。

お堅めの話が苦手だったから理解できなかったのかなと2回目見返して、やっとつながりました。小暮警視がバイヤーと通じていたのは、アリバイ作りにかなり重要だったんですね。古畑さんの推理で理解していたつもりでしたが、冒頭の電話シーンを見返すまで一致しませんでした。

運は古畑さんの味方でした。

バイヤー来る

アタッシェケースを持った男の存在はどうしたのかと思ったら、小暮警視が18時15分に店に来るように指定していたんですね。だから見なくてもこの時間にバイヤーが来るのを証言できたと。

今日に限ってアタッシェケースじゃなくボストンバッグを持ってきていたら面白かったのに。

肝心のバイヤーの男性(バイヤー役:田辺年秋さん)の顔を知らなかったことで、自分のアリバイがないことを証明してしまいました。古畑さんの犯行計画の穴の突き方がいやらしいです。

ついに古畑さんの弟さんが登場かと歓喜した私の気持ちを返してほしいです。

先輩を思ってこっそり張り込みフォローをしていた刑事さんたちもやるせないですね。

タバコの吸い殻

大量のタバコの吸い殻を排水溝に捨てていて、痕跡を残しちゃ駄目でしょとか、そもそも捨てないでとかドン引きしましたが、見張り部屋の灰皿の吸い殻が少ないことに古畑さんが気付いてくれてとてもうれしかったです。

腐ったリンゴ

リンゴは腐っていたのではなく消火器の中身がかかっていたと。

結構な時間外出していたとはいえ、不在時にボヤ騒ぎがあったとかどれだけ不運なんだと。

出掛けて戻ってくる間に全て終わってるって、それを知ったときはポーカーフェースを装っていても心臓バクバクだと思います。

古畑さんのあげたリンゴはもっと直接的に犯人を指し示すのかと思ったら、ラッキー全開で素直に喜べませんでした。

あと消火器まみれのリンゴを食べて、変な粉を顔に浴びた今泉さん(今泉慎太郎役:西村雅彦さん)の体調が心配です。

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古畑さんはモスバーガー推し

モスバーガー推しが面白いです。

古畑さんはジャンクフードもお好きなんですね。

全く食べたことない人がモスバーガーにしたら、魅惑の世界に引きずり込まれてしまうと思うのです。すぐには食べられない場所に行ってしまうのにハマりかけている小暮警視がかわいそうです、古畑さんはわざとでしょうか?

肉まんもぐもぐリス古畑さんはかわい過ぎました!!声を大にして言いたいです!

解決編の前に

解決編に入る前の暗くなる場面は、古畑さん以外は存在が静止するのかと思っていたら、バイヤーと疑われた人(カウンターの男役:市川勇さん)が横入してきてびっくりしました。

以前空気を読んだ今泉さんは偉いなあ。
そんな今泉さんはこんなに古畑さんを悪く言うんだと意外でした。まあ、なんちゃって☆って感じなんですかね。

梶原善さん

梶原さん(井戸支配人役:梶原善さん)は電車の車掌さんだったのに、今回はホテル支配人になっていて、仕事辞めさせられたの?ってなりました。それか弟設定?

古畑さんは結構別役同キャストをやってるんですか?ちょっとした小ネタにしてるんですかね。

警視からの称賛

最終回で、古畑さんの刑事論のようなものが聞けて良かったです。孫娘さんの事件も古畑さんに担当してもらいたかったというのはかなり喜ばしい言葉ではありますが、古畑さんは犯人を探し出すのには長けていても証拠が弱いことがあるからどうですかね。

君に拳銃は必要ないという頭脳を称賛される言葉まで小暮警視からもらえて、古畑さんは誇らしいでしょう。

警部補・古畑任三郎 第1シリーズ 総評

犯人が分かっている構成の刑事ドラマなので最初はいろいろと不安がありましたが、きちんと部分部分で考える部分を与えてくれていて良かったです。

1話ずつ古畑さんや今泉さんの新たな一面が知ることができるのも楽しかったです。

古畑さんはもっとねちっこいイメージだったんですが、まあ確かにねちっこくはあったんですが、相手を見ているのかなと感じるところも多く、今泉さんへも何だかんだかわいがっているように見えて良かったです。

最終回にしてクレジットで今泉さんの名前も判明して良かったと思います。

【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】第12話のキャスト(敬称略)

古畑任三郎:田村正和
小暮警視:菅原文太
今泉慎太郎:西村雅彦
広瀬:中原潤
生原浩:鈴木隆仁
井戸支配人:梶原善
向島巡査:小林隆
桑原:伊藤俊人
カウンターの男:市川勇
バイヤー:田辺年秋
 他