【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】6話ネタバレあり感想/決意の追悼のレクイエムを聞きたかった

警部補・古畑任三郎 第1シリーズ6話感想古畑任三郎

フジテレビ系水曜劇場枠(水曜21時)・連続ドラマ「警部補・古畑任三郎 第1シリーズ」の第6話「ピアノ・レッスン」が1994年5月18日(水)に初回放送されました。主演は田村正和さんです。

今回は2022年にTVerで限定配信されていたものを視聴しました。

犯人役は木の実ナナさん(井口薫役:木の実ナナさん)です。

オーラがすごいです。

有名ピアニストというよりは大女優感がすごいです。キツい性格も、正しいことを言っているので私はあまり気になりませんでした。

【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】第6話の簡単あらすじ

ピアニストの井口薫(木の実ナナ)は、塩原一郎の音楽葬で演奏するために川合健(中丸新将)を病死に見せかけて殺害。計画通り、井口に追悼演奏が回ってくるものの、古畑任三郎の追求が始まる。

【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】第6話のネタバレあり感想

以下、「警部補・古畑任三郎 第1シリーズ」第6話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。

豪華演者

今回は全体が豪華演者な気がします。

鶴田忍さん(大木役:鶴田忍さん)と金田明夫さん(柴崎役:金田明夫さん)に加えて、タクシーの運転手さんに中西良太さん(運転手役:中西良太さん)まで。
今とそれほど変わらない風景に感激します。

疑った理由

以前古畑さん(古畑任三郎役:田村正和さん)は、現場の壊れた時計は信用しないと言っていたはずなのに、今回はそれをかなり信用していたみたいで不思議でした。

破壊ではなく故障のような症状だったから信用したから、また時系列が前後しているかですね。

古畑さんが井口さんを疑った理由は何だったのだろうと思ったら、ぶつかった旅行カバンが軽かったのが理由でした。
時計の件で人の手による犯行を疑っていたらあれだけ派手な人がやってきて、取りあえず様子を見に行ったらカバンにぶつかって運が良かったです。

追悼のレクイエム

亡くなった塩原先生の音楽葬で演奏したいがために手を汚した今回ですが、その際にピアノの弦が切れ『追悼のレクイエム』の演奏を変更せざるを得ず、その結果自分が犯人だと決定付けられ、何より大切だった塩原先生の追悼を汚してしまったのが皮肉だなあと思いました。

最後に古畑さんが『追悼のレクイエム』を聞きたいと言ったのを「わきまえなさい」と一喝しましたが、あの場で弾いていたほうが塩原先生の追悼にもなったし、井口さんの心も区切りを付けることができたのではないかなあと残念でした。

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嫌われている人

冒頭な小話で、本当に問題なのは自分が嫌われているのが分かってない人だと言っていて、古畑さん自身のこととかな?と思いながら、最近は小話と内容につながりがあることも多いので誰が嫌われ者なのか注意して見たのですが結局誰のことか分からず。

これは井口さんのことなのでしょうか。

ドラマ内では他の人たちは井口さんを恐れていると言われているところはありましたが、それならしっくりときます。
嫌な人と怖い人はイコールではないですよねえ。

言い方はかなりキツいですが正当なことを言っているので、これで自身が演奏が下手だとかコネ的なものだったら反感も買っていたでしょうが、実力があれば、怖いけど尊敬する人っていう評価もあるのではないかと思いました。

エレベーター

それにしてもスタッフ総動員して、バレないようにピアノ移動とかどれだけ恐れられているのかと苦笑いです。

エレベーターに閉じ込めてまで移動。恐怖が伝わってきますね。

エレベーターが止まったのは、古畑さんが命じたのかな?とか、井口さんが落ち着き過ぎているので井口さんの計画がまだ続いている?とかいろいろ考えました。塩原先生の本妻さんとかち合わないように工夫しているのかとか。

古畑さんはパニックになり過ぎです。唐突に質問を入れてくる辺り、情緒どうなってんのと面白くなりました。

まとめ

物的証拠がないのはどうかと思いましたが、大勢の前で切れていないピアノ線のことを叱咤していますから言い逃れはできないでしょう。

実はピアノを入れ替えていたという、殺人とは関係ないところで、周りの人の苦労とかも感じ取れて、面白かったです。

【警部補・古畑任三郎 第1シリーズ】第6話のキャスト(敬称略)

古畑任三郎:田村正和
井口薫:木の実ナナ
川合健:中丸新将
今泉:西村雅彦
大木:鶴田忍
柴崎:金田明夫
運転手:中西良太
 他