【嫌われ監察官 音無一六】最終回7話ネタバレあり感想/監察官対監察官を見逃さない

嫌われ監察官 音無一六7話感想嫌われ監察官 音無一六

テレビ東京系金曜8時のドラマ枠にて連続ドラマ『嫌われ監察官 音無一六』の最終回・第7話が2022年6月17日(金)に放送されました。主演は小日向文世さんです。

好きな展開が目白押して、下手すると鼻血を出してもおかしくないくらい興奮して楽しめました。

【嫌われ監察官 音無一六】第7話の簡単あらすじ

着服に関与したと思われる警視庁総務部用度課の人間と、その関係者が自殺してしまう。音無一六(小日向文世)は証拠を隠匿したとして、警察庁の監察のため拘束されてしまう。

【嫌われ監察官 音無一六】第7話のネタバレあり感想

以下、『嫌われ監察官 音無一六』第7話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。

正岡診療所は正義

初っぱなから正岡先生(正岡篤志役:木場勝己さん)がいい人だと分かって歓喜しました。

勝野刑事(勝野正己役:高橋努さん)も四堂さん(四堂厘太郎役:古川雄輝さん)もどうしてどうして言うけど、分かってないのは本人たちだけっていうね。
正岡先生がいい人であればあるほど、あのお金は受け取らないと思うわけです。

正岡先生の勘の良さと聖人ぶりにうるうるしました。正岡先生に着いていきたいです。

夏月さん(京山夏月役:大塚寧々さん)のおかげで正岡診療所の存続も決まって良かったです!
ここで二六さん(万丈二六役:遠藤憲一さん)の離婚理由が判明するのかと思ったらまさかのスルーで衝撃でした。

二六さん大活躍

二六さん大活躍でした。

安田元刑事(安田雅紀役:加治将樹さん)に話を聞けるのは刑事顔負け!二六さんの人懐っこさも安田元刑事の口を開いた要因なのではないかと思います。

音無さん(音無一六役:小日向文世さん)との兄弟疑われネタも、最終回に豪華な場所でしていただいてありがとうございます。シリアスシーンのぶった切りもさすがでした。

最後には自分なりのボトルシップを作って音無さんにプレゼントしていて見直しました。光るのすごくいいじゃんって思ったので、今後またドラマがあれば、音無さんならちゃんと家に飾ってくれそうです。

四堂さんも最後は挽回

今回は四堂さんが音無さん側に立って動いてくれたので、イライラすることなく四堂さんを見ることができました。

決定的な反抗は今回の1回だけかもしれませんが今までもちょこちょこ歯向かってはいましたから、責任の所在をいったん保留にするだけでも千住警務部長(千住遼子役:田中美佐子さん)は懐が広いなと思います。

安田元刑事の監察は、無知での行動だったら恥で、分かってやっていたのだったら完全に処分の対象で、運んだ物の中身まで知っているのは驚きでしたが後者で納得です。
へりくだって駄目なら暴力に訴えるって完全に計画的な怖い人ですが、反省して新しい仕事に取り組もうとしているようで安心しました。四堂さんはもうちょっと冷静に周りを見たほうがいいです。

嫌われることから逃げていたという言葉を聞いて、そういえば初期はそうだったなあと思いをはせました。素の部分を垣間見ていたとはいえ、めちゃめちゃ嫌いなんですけどと気分が重くなりました。

どうやって音無さんなしで事件を解決するのかと思ったら、直接音無さんに聞きに行って苦笑いです。しかも四堂副総監(四堂孝文役:尾美としのりさん)の力を借りるのはどうかと思いました。意外と副総監は自分の子供には弱いのかもしれません。

最後に証拠を確保する作戦を立てて名誉挽回できて良かったです。好感度は戻りませんが活躍の場があって良かったです。

次の配属に監察官を希望したので、次に音無さんドラマがあったとしても、相棒は捜査権を持っていないといけないので変更になるということですね。
音無さんに従順な四堂さんの活躍をもう少し見てみたかったですが、コンビ解消は正直ほっとします。

スポンサーリンク

犯人

犯人は柳田さん (柳田晴彦役:岡安泰樹さん)でした。
そっちか~。

着服自体は警察の総務部ぐるみの犯行だったので、殺人事件自体ももっと見えない上の人の指示かと思ったら、柳田さんの意思なんですかね。おまけ程度に江永総務部長(江永尚吾役:羽場裕一さん)も共同正犯で連れていかれましたが、あまり事件自体には関わってなさそうですね。
2人の命をごりごりに奪っていく柳田さんにびびりました。

あと、紙袋に自ら手を突っ込む柳田さんと江永総務部長の様子は小物感半端なかったです。中に入っているのが入っている物なだけにせめて違いに気づいてほしかったです。

この小物感のせいで、犯人判明前のCMの時にはまさか四堂副総監が手を汚したのかと背中が冷たくなりましたが、それは違いました。一応、四堂副総監にも彼なりの行動原理はありそうです。

総務課が着服していると知ってからの七尾刑事部長(七尾政和役:石丸謙二郎さん)が、悪を糾弾するいい警察官みたいな振る舞いでイラっとしました。彼も刑事課を守るため、事件を減らすために素直に動いてるんですかねえ? 仲間内をかばってるままじゃ駄目だと思うんですけどね。

井出井出さんは、結局自分で着服したのではなく、上が着服したお金を奪ったってことみたいですね。告発ではなく、正岡診療所のことがあったとはいて自分で使う選択をしたのは残念でした。

音無監察官対元木監察官

元木監察官(元木秀章役:堀部圭亮さん)は、一瞬ヒヤッとするところはありましたが、犯人ではなく、着服の捜査を行うために音無さんを囮にしていて、音無さんの行動は問題なしでした。

もう理想の展開過ぎて大歓喜です。

同じ敵を打ち破ろうとする姿に見ほれました。
元木監察官も真面目な仕事熱心な方と信じていて良かったです。

音無さんとの、虫の名前でチクチクやる攻防もずっと見ていられます。
音無さんはバタフライに反応がないのは意外でした。

連ドラ『嫌われ監察官 音無一六』 総評

刑事が主役でないものの、2時間サスペンスの王道を行くような内容で、じっくり楽しく見ることができました。

お決まりごとをきちんと入れつつ1時間でまとめあげているのに2サス感あるのは本当にすごいです。さらに、話を重ねるごとに面白さも増していきました。

とても面白かったので、また連ドラでも放送してほしいなと思いました。

【嫌われ監察官 音無一六】第7話のキャスト(敬称略)

音無一六(警視庁人事一課・監察官、警視、二六の兄):小日向文世
万丈二六(個人タクシー運転手、一六の弟):遠藤憲一
溝呂木三花(警視庁捜査一課強行犯第1係刑事、巡査部長):堀内敬子
四堂厘太郎(警務部警務部長付、巡査部長、孝文の息子):古川雄輝
七尾政和(警視庁刑事部部長、警視監):石丸謙二郎
四堂孝文(警視庁副総監、警視監、厘太郎の父親):尾美としのり
二宮満(居酒屋みつる店主、元世田谷西署署長):小野武彦
千住遼子(警視庁警務部部長、警視監):田中美佐子

勝野正己(警視庁捜査一課強行犯第1係刑事、巡査部長):高橋努
元木秀章(警察庁特別調査室・首席監察官):堀部圭亮
正岡篤志(正岡診療所院長):木場勝己
江永尚吾(警視庁総務部長):羽場裕一
柳田晴彦(警視庁総務部用度課長):岡安泰樹
井出友孝(警視庁総務部用度課、勝野の同期):管勇毅
坪浦史郎(印刷会社「坪浦印刷」社長):松澤一之
佐川伊佐子(正岡診療所看護師):山下容莉枝
畑山由衣(正岡診療所ボランティア):尾碕真花
小林武信(警視庁捜査三課主任):林家三平
安田雅紀(「ピンクオニキス」従業員、厘太郎の警察学校元同期):加治将樹
元警察OBの清掃スタッフ:グライシアス小林
元警察OBの清掃スタッフ:福田信昭
小林の部下:富士たくや
ナレーション:小柳良寛
京山夏月(弁護士、京山法律事務所所長、万丈の元妻):大塚寧々
 他