【嫌われ監察官 音無一六】5話ネタバレあり感想/おれはファンキー刑事

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テレビ東京系金曜8時のドラマ枠にて連続ドラマ『嫌われ監察官 音無一六』の第5話が2022年6月3日(金)に放送されました。主演は小日向文世さんです。

今回は刑事もたくさん出て、監察官要素がいつもより強めでワクワクしました。

いろいろと衝撃も多く面白かったです。

【嫌われ監察官 音無一六】第5話の簡単あらすじ

武蔵多摩署の管轄で事件が起こり、警察内部か事件関係者しか知り得ない内容をネットタレントが動画配信していた。その人物は昔、音無一六(小日向文世)が監察した元警察官だった。

【嫌われ監察官 音無一六】第5話のネタバレあり感想

以下、『嫌われ監察官 音無一六』第5話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。

おれはファンキー刑事

ファンキー刑事の川上さん(川上圭太役:木村昴さん)は、ずっとジャイアンだなあと思って見ていたんですが、スーツを着るとイケメンで、服装のせいなんだなと思いました。

真面目な話、休みの日でも刑事としての気持ちを保ち続けるのは大変だと思うし、警察を辞めた今でも事件を背負って生きているのは、真面目な人なんだなと感じさせられて良かったです。

音無さん(音無一六役:小日向文世さん)の言う「市民を守れなかったつらさ」っていうのは、2話が効いてくるんですね。もしかして自分が警察を辞める背中を押した音無さんのことを調べて知っていたのかもしれないなと思うとじわっときます。

相棒

相棒と言っていましたが、私は四堂さん(四堂厘太郎役:古川雄輝さん)のことを相棒とは認めてないなと前回ぐらいから感じ始めていました。
今回も音無さんに反発するんだろうなと思ったら案の定です。
多数決優先の事なかれ主義っぽい人なので、監察にも音無さんにも向いてなさそうです。

副総監(四堂孝文役:尾美としのりさん)に反発しているのは、自分の父親だからってことだからで、身内じゃなかったら普通に持ち上げそうに見えます。

話数を重ねるごとに音無さんと距離が近づくと思ったのですが、最終回で分かち合うのでしょうか? 成長して捜査一課に旅立ちそうです。

ドラマ音無一六は、音無さん+相棒の話だと思っていましたが、音無さんの話なんだなと考えさせられました。

取り繕って笑顔を浮かべているという設定の割に沸点が低いのも怖いです。

みつるでの出来事は至極普通のことに見えますが、SNSがとか言っちゃう辺り、世代差を感じちゃいます。

音無さんを安田刑事(安田雅紀役:加治将樹さん)からかばったのにスルーされたのはかわいそうだったので、さすがに音無さんは人としてお礼は言ってほしかったです。完璧主義者に見えてメンタル弱めなので、落ち込んでたんだろうなとは思います。

過去に、温情をかけてひどい目にあった監察官を目の当たりにしている辺り、四堂さんの意見はなかなか受け入れられないものはあります。

安田刑事は、手が出さえしなければまだ軽い処分もあったのかもしれませんが、頭に血が上って行動を起こしちゃう人はその後少なからず監察対象になりそうです。

本当に何も知らずに荷物を運んだだけなら音無さんもここまでかたくなにならないのでは?……とならないのが音無さんの頑固なところなんですよねえ。
2サス時代にいろいろ説教もされて柔軟になっていたと思っていましたが、そうではなかったみたいです苦笑

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犯人予想と実際

冒頭からたくさん人物が出てきて楽しさが膨らみました。

その中でも一番疑ったのは松野刑事(松野弘一役:村田雄浩さん)です。着信音を使っている人物を思い出したら自分に連絡って怪しいです。
怪しく見せて実はいい人ってこともありますが、これだけ出番が多かったら引っ張られちゃいます。
8年前の事件の復讐という意味だったら、当時上司だしつながるとご機嫌になりました。

しかし、三好さん(三好麻耶役:伊藤梨沙子さん)が着信音を思い出して出かけた直後のシルエットでトンボ急便さん(佐藤優介役:原嶋元久さん)のほうだったか~とがくっときました。

そしてストーカー展開へ。あまり想定していなかったので、盗聴器が見つかったのにも驚きました。

はい、犯人はトンボ急便の佐藤さんでした。

いい人そうな人を疑うのは悪い癖だなと反省していたら、松野刑事はトンボ急便さんの父親で、事件をもみ消し、川上さんになすり付けようと画策していたと知ってさらに驚きました。悪い人じゃん!

今回の事件については8年前のことは関係なくて拍子抜けです。でも、あり得る展開で納得してます。
メッセージカードは川上さんが正体がばれないように三好さんへ渡したのかと思ったら、ただのストーカー案件でした。
確かにカードを見た時に、見方によってはストーカーっぽいなフフッと思ったのが当たっているなんて思いもしませんでした。純愛にはせた私の思いを返してほしいです。

右手を傷つけたのも、三好さんの肩に触れていたからだっていうから何かすごいです。

被害者の木下さん(木下拓造役:難波圭一さん)は、川上さんが協力を申し込まなければ今回巻き込まれるようなこともなかったのになと残念に思いますが、そういえば恐喝していたので因果応報なのかもしれませんね。

4話までの、犯人はストレートっていう部分を覆したのと、犯人ズがぶっ飛んでいたのがなかなかに良かったです。

全部人のせい

松野刑事が全て人のせいにしたのには唖然としました。

でも全て本人のせいにした音無さんにもちょっとびっくりしました。

部下の処分で出世の道が断たれたのはかわいそうでした。フォローが足りなかったとかそういう……?

息子が変になったのは川上さんのせいではないだろ!っと全力でツッコミました。そして自分の息子の未来のために、他の人の未来を消そうとする考えにあきれます。

引き取った奥さんどこいったと思ったけど、お母さんは厳しくて今回のことを伝えていないんだとしたら、離婚は部下の監察のせいっていうのも思い込みで、普通に甘すぎる松野刑事への愛想が尽きて離婚した可能性が出てきました。

川上さんをすごんだ時の村田さんの迫力に圧倒されました。いい人も悪い人も溶け込んで演技できるの本当にすごいです。

次回

安田刑事はどう決着が付くのかと期待していたらまさかの続いてしまいました。

次回は三花さんも出て、総出演の最終章体制ですかね。

監察が常に正しいと思ってないっていう四堂さんの言葉はどういう状況なんでしょう。せめて自分だけは正しいと思える判断をしてもらいたいものです。

【嫌われ監察官 音無一六】第5話のキャスト(敬称略)

音無一六(警視庁人事一課・監察官、警視、二六の兄):小日向文世
万丈二六(個人タクシー運転手、一六の弟):遠藤憲一
四堂厘太郎(警務部警務部長付、巡査部長):古川雄輝
二宮満(居酒屋みつる店主、元世田谷西署署長):小野武彦
千住遼子(警視庁警務部部長、警視監):田中美佐子

川上圭太(元刑事、ネットタレント・ファンキー刑事):木村昴
安田雅紀(刑事、巡査、厘太郎の同期):加治将樹
三好麻耶(フロリスト三好オーナー、由美の娘):伊藤梨沙子
佐藤優介(トンボ急便配達員):原嶋元久
木下拓造(個人投資家を名乗るホームレス):難波圭一
今井賢治(武蔵多摩署強行犯係、巡査部長):内村遥
小久保秀一(警視庁捜査一課管理官):永島和明
栗田真紀(武蔵多摩署強行犯係、巡査):田中こなつ
沢野隆(武蔵多摩署強行犯係、巡査):守谷周徒
三好由美(麻耶の母親):名越佳代
8年前の通り魔事件の犯人:末広透
みつるの酔っぱらい客:水野淳之
制服警官:宮田博一
制服警官:知念輝
松野弘一(武蔵多摩署強行犯係、巡査部長):村田雄浩
 他