日本テレビ系土曜ドラマ枠(土曜22時)にて連続ドラマ『ボイスⅡ 110緊急指令室』の第9話が2021年9月18日(土)に放送されました。主演は唐沢寿明さんです。
敵味方が判別され、ここから最終章もとい反撃編って感じです~。
【ボイスⅡ 110緊急指令室】第9話の簡単あらすじ
真の内通者は片桐優斗(中川大輔)だと判明したが、樋口は片桐を取り押さえずに逃亡を促し、久遠京介(安藤政信)との接点を手繰り寄せようとする。捜査をする中で、久遠の過去が明らかになっていく。
【ボイスⅡ 110緊急指令室】第9話のネタバレあり感想
以下、『ボイスⅡ 110緊急指令室』第9話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
樋口さんの交渉術
片桐さん(片桐優斗役:中川大輔さん)が返却した石川さん(石川透役:増田貴久さん)の上着は、GPSの仕込みではなく薬の抜き取りだったと、ここにきて判明しました。
あの時点で抜かれていたということは、結構早い段階でなくなっていたんですね。樋口さん(樋口彰吾役:唐沢寿明さん)はよく気付きましたね。
樋口さんを散々挑発する片桐さんではありますが、当の樋口さんは結構冷静に見えました。
それでも、片桐さんを逃がす判断をしたのはびっくりです。
まあ、交渉術を覚えた樋口さんにはたやすい判断だったのかもしれません。
人質の重藤一課長
冒頭からまさか重藤一課長(重藤通孝役:藤本隆宏さん)が人質に取られるとは思いませんでした。何やってんすか!
片桐さんが逃げるために重藤一課長を連れていくのは、何だかシュールでした。しかも運転手までさせられて、一課長の威厳がなくなって悲しかったです。
片桐さんは重藤一課長を尊敬していると思っていてんですけどねえ。
重藤一課長はガタイもいいし一課長だし、自力で逃げ出せるのではないのかと思いましたが、実際に逃げることはできなくてもかっこいいところは見ることができて良かったです。
そしてあっさり救出されて拍子抜けです。
一課長はきちんと謝罪ができるのが偉いですね。片桐さんを見るとなおさら思います。
タンカで運ばれる一課長は大型ワンコにしか見えなくて、憎めない表情がいとおしかったです。
予想どおりの緒方さん
緒方さん(緒方拓海役:田村健太郎さん)は自宅で作業をするのはぎょっとしましたが、緒方さんほどになると自宅で仕事をしても漏えいもないし、緊急事態だからやむを得ないんでしょうね。
そんなことを思っていたら、自宅に侵入されて青ざめました。何という予想どおりの展開。
でも、いろいろとお宝の入っているであろうマシンがある緒方さんの部屋は、セキュリティはしっかりしているのでしょうし、久遠さん(川村琢磨(久遠京介)役:安藤政信さん)がすごいのだろうなと思います。
指はえぐいです。
確かにプログラマーとしてはショックが大きいです。
でも、再接着を視野に動くのも衝撃です。指だったら、時間と断面によってはくっつけられるんですね。
緒方さんは自分のことを、給与や能力誇示のために仕事をしていると言っていましたが、悪用するでなく正式に仕事の役に立っていますし、
何より指を失った状態でも周りを鼓舞させる言葉を伝える様子は、誰に否定されようがちゃんと使命感を持っていると感じました。
久遠さんの壮絶な過去
白塗りこと久遠さん(川村さん)の過去は壮絶でした。
ネグレクトな印象のお母さん(川村由紀子役:智順さん)でしたが、優しい時代もあったんですね。その後の攻撃性により、いびつな心の久遠さんが生まれてしまったと。一度幸せを味わっただけに、ゆがみがより大きくなってしまったんですね。
お母さんは覚悟をして子どもを産んだはずで、産む選択をして良かったと口にしていたのに、後ろ盾の1人を失っただけでどん底に落ちてしまうとは。
多分おばあちゃんが、悪いことを全てせき止めていたんでしょう。
産む選択をしたといっても、実家とかお金を頼りにした上での判断だったんだなって思うと、何だかなって気持ちになります。まあ当時高校生ですし、仕方ないんですかね。
そしてしれっと父親殺しが発生しているのが恐ろしいです。
でも5人組はひどいです。小野田本部長(小野田則親役:大河内浩さん)も、5人に比べるとそうでもないんですが、冷静になるとやっぱりひどいです。
今はDNA鑑定もあって、久遠さんは医師資格もありますし、片桐さんは久遠さんの異母弟なのかもしれません。
最終回で片桐さんは、久遠さんの最後の復讐の的として物理的に火を付けられそうでなりません。
焼き印の痕はタバコを比喩しているのだと今更ながらに気付きました。
久遠さんをおびき出すために、母親を燃やす(フリ)をするのはいい案だなと思いましたが、思ったより久遠さんが感情的にならなくて意外でした。
あの時久遠さんは何を思ったのでしょう。
次回
次回最終回です。
1話を見た時は次回最終回っぽいと思いましたが、最終回前話では次回終わるの?っていう逆現象が起きてるのが面白いです。
どう終わるのか見えてきません。
本当に石川さんはもう出てこないんですか?
【ボイスⅡ 110緊急指令室】第9話のキャスト(敬称略)
樋口彰吾(港東署ECU緊急出動班・班長、警部補):唐沢寿明
橘ひかり(港東署ECU緊急司令室・室長、雄二の恋人):真木よう子
石川透(港東署ECU緊急出動班・捜査員):増田貴久
山城早紀(港東署ECU緊急司令室・副室長):宮本茉由
片桐優斗(神奈川県警捜査一課・捜査員):中川大輔
小松知里(港東署ECU緊急司令室・新人室員):藤間爽子
緒方拓海(港東署ECU緊急司令室・室員、ホワイトハッカー):田村健太郎
小野田則親(神奈川県警・本部長、故人):大河内浩
足達大輔(港東署ECU緊急出動班・捜査員):遠藤雄弥
島田康彦(港東署ECU緊急出動班・捜査員):福澤重文
佐伯和則(港東署ECU緊急出動班・捜査員):宮田佳典
香川俊太(港東署ECU緊急出動班・捜査員):松本博之
樋口大樹(彰吾の息子):鳥越壮真
宮脇和馬(港東署ECU緊急司令室・室員):倉田大地
植松恵(港東署ECU緊急司令室・室員):早坂望美
重藤雄二(港東署ECU緊急出動班・二代目班長、警部補、橘の恋人、通孝の義弟):増田昇太
重藤通孝(神奈川県警・捜査一課長、雄二の義兄):藤本隆宏
川村琢磨(久遠京介を名乗る神奈川医科大学准教授、解剖医、白塗りの男):安藤政信
松田綾子(由紀子の叔母):筒井真理子
川村由紀子(舞踊家の家元の娘、川村琢磨の母親):智順
中学生の川村琢磨:高村佳偉人
三治広明(社会部記者):平田広明
横浜中央消防救急救命士:藤田啓介
港東署警察官:宮森右京
幼少期の川村琢磨:後藤りゅうと
「24EVERY」アナウンサー:川畑一志(日本テレビアナウンサー)
他