テレビ朝日系木曜ミステリー枠(木曜20時)にて連続ドラマ『遺留捜査 第7シーズン』の第8話が2022年9月1日(木)に放送されました。主演は上川隆也さんです。
遺留品が遺留品だったので、遺留捜査というよりは通常捜査な感じがしました。
【遺留捜査 第7シーズン】第8話の簡単あらすじ
アパートの一室で亡くなった楠見武(徳井優)を調べると、7年前の強盗事件の犯人であることが判明する。当時ケガを負った大学生に、楠見が正体を隠して接触していたことも分かり、雨宮宏(永井大)は疑惑を深める。
【遺留捜査 第7シーズン】第8話のネタバレあり感想
以下、『遺留捜査 第7シーズン』第8話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
第一歩ジティブ!
村木さん(村木繁役:甲本雅裕さん)はコーチングに行ったそうで、ネガティブな言葉は使わないって、糸村さん(糸村聡役:上川隆也さん)にうまく巻き込まれる未来しか見えません。
学ばないというよりは、糸村さんに巻き込まれてもいいと心の内では思っているのでしょうね。
第一歩ジティブ!語呂が良くて使いたいです。
犯人予想と実際
司法書士の大沢さん(大沢隆役:佐渡山順久さん)が登場した瞬間に、奈々美さん(柴崎奈々美役:尾本祐菜さん)もお店を出そうとしているしその流れで大沢さんがもめた結果の犯人だったら面白いけど、さすがに一瞬の登場で犯人はないかな~と思っていたら、あれよあれよと出番が増え、疑われ、結果詐欺師でした。
若者の夢を食い物にするなんて許せません!楠見さん(楠見武役:徳井優さん)が交渉に同席してくれたのは、相当優秀な判断だったと思います。だまされないのすごいです。
そうなってくると、犯人候補が強盗に入られた嶋野さん(嶋野駿夫役:児玉頼信さん)しかいなくなりました。
初登場シーンで、楠見さんのことを詳細に覚えていて、相手を思いやっていたので、疑いたくはなかったのですがこの人しか候補がいないっていう状況でした。過去の事件は、楠見さんとの自作自演だったのかと思うと納得できます。
そして、犯人は嶋野さんでした。自分の見る目のなさに割とへこみます。
詐欺師という悪い人が出てきたので、前回同様犯人の悪意は薄めになるのかと思っていたら、とても悪い人で、いい意味で裏切られました。
話をしに来ている若者に、突然殴りかかるなんて衝撃でした。
強盗事件も、貴金属類の保険目当てかと思っていたら、奥さん(嶋野良子役:鈴川法子さん)の命を狙っていたとか、予想外で驚かされました。
狂言強盗に楠見さんが声をかけられたこととか、助けに入った宮平さん(宮平瞬役:玉城裕規さん)の夢が絶たれたことなど、いい人が犠牲になっているのがつらいです。
そもそも楠見さんが警察に自首に行ったとしても、奥さんのことは明るみには出なさそうなんですけど、ちょっとの可能性も否定したかったんですかね。
嶋野さんは、根っからの邪魔者は消していくスタンスで恐ろしいです。
当時、奥さんの様子を宮平さんが警察に証言していれば、何か変わっていたのでしょうか。
遺留品は透明な糸
遺留品は透明な糸でした。糸の正体はテグスでした。
握りしめた糸は、遺留品というよりは証拠品の意味合いのほうが強いんじゃないかと心配していたのですが、見終わっても、やっぱり証拠品だったっていう感想でした。
もうちょっと事件と関係ない物で動いているほうが、遺留捜査って感じがします。
糸自体も、思い出の品ではなかったので、遺留捜査というよりは構成そのままに普通の刑事ドラマって感じだったかもしれません。
『遺留捜査』だと思うから違和感があるのであって、ドラマとしては面白かったです。
宮平さんは、嶋野さんに詰め寄った際に、奥さんを思いやるような気持ちを感じられたのでいい人なんだろうなと思います。
悲鳴を聞いて助けに入ったら実は自作自演だったって、宮平さんの正義感を握りつぶされた感じで悲しいです。
雨宮さんに手の甲のケガを責められるのもかわいそうでした。あれはないわ~。
楠見さんの真実を知ったことで、宮平さんの新しい夢に突き進む後押しになってほしいです。
楠見さんは病気で先が長くないっていう設定があるのかと思ったらなくて、あれれって感じでした。
次回
次回、2話完結の最終ストーリーでしょうか。
話がまたがっても3分を入れてくるところに信念を感じます。
枠を移動して遺留捜査が続く可能性もあるので、感傷に浸っていいのかどうなのか。
高橋英樹さんの存在感がやばいです。
【遺留捜査 第7シーズン】第8話のキャスト(敬称略)
糸村聡(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):上川隆也
神崎莉緒(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):栗山千明
雨宮宏(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):永井大
沖田悟(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・刑事):戸塚純貴
滝沢綾子(京都府警科捜研研究員):宮﨑香蓮
村木繁(京都府警科捜研研究員):甲本雅裕
佐倉路花(京都府警捜査一課・特別捜査対策室・室長代理):戸田恵子
宮平瞬(焼き鳥屋従業員、7年前の強盗事件の際に駆け付けた大学生):玉城裕規
楠見武(宅配業者、7年前の強盗事件容疑者):徳井優
嶋野駿夫(7年前に強盗被害):児玉頼信
大沢隆(司法書士):佐渡山順久
柴崎奈々美(酒屋経営者):尾本祐菜
嶋野良子(駿夫の妻、7年前に死亡):鈴川法子
宮平の母親:泉知奈津
他