テレビ東京系金曜8時のドラマ時枠・連続ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5」の最終回・第10話が2021年7月2日(金)に放送されました。主演は小泉孝太郎さんです。
やっぱり最終回はどうやってもゼロ係解散話になるみたいでした。
【警視庁ゼロ係 SEASON5】第10話の簡単あらすじ
小早川冬彦(小泉孝太郎)と寺田寅三(松下由樹)は脳なし殺人事件に関係すると思われる保護司・松永一也(鼓太郎)にたどり着くが、松永は何者かに殺されてしまう。松永に誘拐されたと思われた堂島舞(金澤美穂)も、行方が分からないまま時間がたっていく。
【警視庁ゼロ係 SEASON5】第10話のネタバレあり感想
以下、『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5』第10話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
権藤刑事部長の権力が強い
5話の文平ちゃん(太田文平役:戸塚純貴さん)の時になんでも相談室が解散に追い込まれたので今クールはもう解散話はないのかと思ったら、今回ゴリゴリに解散させられかけました。
権藤刑事部長(権藤文敏役:小木茂光さん)のひと声で一部署を取り壊せるなんて、権力が強いです。
一応の解決を見せたとしても、過去難事件を解決している警視殿(小早川冬彦役:小泉孝太郎さん)の意見を一切聞かずに捜査本部を解散するなんて、誰かが真相を知ってマスコミにリークでもされたらそれこそ警察の威信が地に落ちると思うのではと不満でした。
舞さんの誘拐を認めないことといい、非常にイライラさせられて、いいヘイト役でした。
犯人
真犯人は飯塚さん (飯塚勝役:近藤芳正さん)でした。かなり予想に近く、好きな展開で面白かったです。
飯塚さんが自分の家族のために、保護司である松永さん(松永一也役:鼓太郎さん)に人材を集めさせ、10年前は真中さん(真中伸一役:竹森千人さん)、今回は大平さん(大平真人役:長谷川朝晴さん)に上司である立場と金に物を言わせて手術の練習をさせる。不要になったら消すというね。
脳移植の予想だけは大外しでした。脳移植ではなく、脳の手術の練習台として女性を犠牲にしていました。腫瘍のない健常な脳で手術して効果はあるんですかね?
飯塚さんがやったことも、人にやらせたことも、到底許せることではありませんが、奥さんや娘の彩香さん(飯塚彩香役:内海誠子さん)のためだったというのは伝わってきて何だか切なかったです。
彩香さんがあっさり亡くなってしまうのも切なさを増します。舞さん(堂島舞役:金澤美穂さん)が助かる分、彩香さんがバランサーになってしまったのでしょうか。父親を悟らせるために彩香さんが自分で命の綱を放したようにも見えてつらかったです。
「大平、もういらない」の言葉の直後に大平さんが亡くなったのには、彩香さんも他人の命を軽視するのかと軽蔑しましたが、これはたまたまお父さんの行動と彩香さんの言葉のタイミングが合っただけで、彩香さんが命令を下したわけではなさそうで安心しました。
みんなかっこいい
彩香さん見守りの島さん(島郁人役:松田慎也さん)が、彩香さんを気にかけて酸素マスクを勧めるところにきゅんとしました。
ガタイのいいイケメンに体調を心配されるっていいものなんですね。
前田刑事(前田敦役:木戸邑弥さん)が警視殿を慕っていてびっくりです。いつの間にかわいいワンコ系刑事になったのだ!コンビ間にギャップがあるっていいですよね。
だるま署長(谷本敬三役:石丸謙二郎さん)の「今日1日ある」という言葉には裏側を感じてグッときました。今日1日はゼロ係だから捜査できるぞっていう激励が込められているんではないかと思うと(署長にはその意図がなかったかもしれませんがあとにつながったので良し)、いつの間にこんなにだるま署長が好きになっているのだと、自分のちょろさに笑えます。
あと、よこたて係長(横山建夫役:片岡鶴太郎さん)からおごってもらう輪にこっそり交ざってるのもジワります。
夏彦さん(大林夏彦役:石田明さん)が、1日甘い物を我慢すると言っていたのに、直後、口に何かを入れて出かけたのは甘い物を食べたんじゃなかろうかと気になってます。
よこたて係長は、かっこいいところは本当にかっこいいです。(そうじゃねえだろ)が効きました。ちょっと酔ってるんじゃないかと思えるぐらいの勢いの良さでしたが、酔っていないことを確認できて、改めてよこたて係長のすごさを感じました。
それに対して頭を下げることのできる保科管理官(保科玲役:中山美穂さん)もかっこよかったです。いい人で良かったです。盗聴器の先にもう一つ警視殿を助けるアイテムを忍ばせていなかったのは残念でしたが、言動ではゼロ係をつぶさないよう誘導してくれたりありがたかったです。盗聴器も実は警視殿を守る意味があったんですかね?最後の最後の笑顔は輝いてました。
やっと刑事として仕事をさせてもらえると言った鬼塚刑事(鬼塚純平役:本宮泰風さん)も漢を感じてかっこよかったです。
ラウンドガール靖子(本条靖子役:安達祐実さん)はいつもすてきですし、文平ちゃんは相変わらずトンデモ優秀です。
そして警視殿の初めての命令。
他のメンバーのためにストップをかけられる警視殿がかっこよかったです。やっぱりKYは演技だったりするんですかね。珍しいものが見られて、さすが最終回でした。
警視庁ゼロ係SEASON5 総評
最初にキャストを調べた時には、レギュラー陣が多くてとても驚きました。
それでも全員をきちんと出してきて、すごいの一言です。
内容も、プロレス回はちょっと、ん?って感じでしたが、それ以降は特に私好みで楽しむことができました。文平ちゃんの回もすごかったです。
今後は、夏彦さんがちゃんと活躍できる日が来るといいなあと思います。
【警視庁ゼロ係 SEASON5】第10話のキャスト(敬称略)
小早川冬彦(杉並中央署生活安全課なんでも相談室、警視):小泉孝太郎
寺田寅三(杉並中央署生活安全課なんでも相談室、巡査長):松下由樹
本条靖子(杉並中央署生活安全課なんでも相談室事務):安達祐実
太田文平(杉並中央署生活安全課なんでも相談室、巡査長):戸塚純貴
大林夏彦(杉並中央署生活安全課なんでも相談室、巡査長):石田明(NON STYLE)
鬼塚純平(警視庁捜査一課、警部):本宮泰風
青山進(杉並中央署鑑識課主任):六角慎司
鮫島弥生(杉並中央署地域課、巡査):岸明日香
前田敦(警視庁捜査一課、巡査長):木戸邑弥
野沢友和(杉並中央署鑑識課):足立尭之
国仲遥(焼き鳥「春吉」従業員、国仲春吉の娘):加藤綾菜
谷本敬三(杉並中央署署長):石丸謙二郎
国仲春吉(焼き鳥「春吉」店主、遥の父親):加藤茶
保科玲(警視庁捜査一課管理官、小早川の元上司):中山美穂
横山建夫(杉並中央署生活安全課なんでも相談室係長):片岡鶴太郎
大平真人(科学警察研究所主任研究官):長谷川朝晴
堂島舞(「泉食堂」住み込み店員、相談者):金澤美穂
三宅雅代(「泉食堂」店主):片岡富枝
松永一也(工場社長、保護司):鼓太郎
島郁人(飯塚家に仕える男性):松田慎也
飯塚彩香(勝の娘):内海誠子
岸明久(元公安外事、保科の元婚約者):平山祐介
真中伸一(10年前の科学警察研究所研究官、大平の大学の先輩):竹森千人
医師:辰巳蒼生
警察幹部:矢嶋俊作
警察幹部:尾本貴史
警察幹部:古川康
飯塚勝(科学警察研究所法医学顧問):近藤芳正
権藤文敏(警視庁刑事部部長):小木茂光
阿部奈月(脳なし殺人事件・第1の被害者):宮島はるか
池田妙子(脳なし殺人事件・第2の被害者):名取えりか
吉﨑仁美(脳なし殺人事件・第1の被害者):久保桜
上野晶子(10年前の事件の被害者):倉田奈純
狩野芳江(10年前の事件の被害者):かまくらあや
大島ひかり(10年前の事件の被害者):七生奈央
ナレーション:三宅健太
内村来美 他