日本テレビ系にて連続ドラマ「金田一少年の事件簿 第1シリーズ」の第6話「首無し村殺人事件」が1995年9月2日(土)に初回放送されました。
日本テレビ系土曜グランド劇場枠(土曜21時)にて連続ドラマ『金田一少年の事件簿 第1シリーズ』の第6話「首無し村殺人事件」が1995年9月2日(土)に初回放送されました。主演の初代金田一少年は堂本剛さんです。
今回は2022年にTVerで限定配信されていたものを視聴しました。
人選と、幻想と現実が入り乱れる雰囲気が、非常に良かったです。
初代【金田一少年の事件簿 第1シリーズ】第6話の簡単あらすじ
剣持勇警部(古尾谷雅人)から話を持ちかけられ、温泉においしい料理にと喜んでくちなし村を訪れる金田一はじめ(堂本剛)と七瀬美雪(ともさかりえ)。想像と違う寂しい村で、金田一たちは遺産相続の争いに巻き込まれる。
初代【金田一少年の事件簿 第1シリーズ】第6話のネタバレあり感想
以下、『金田一少年の事件簿 第1シリーズ』第6話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
キャストがお気に入り
キャストがいいです。
猿彦さん役が小倉さん(仙田猿彦役:小倉久寛さん)で、見た瞬間なるほど~適任過ぎる~!となりました。こんなにイメージを損なわない人が知っている役者さんの中にいるとは思ってもみませんでした。
紫乃さん(巽紫乃役:真行寺君枝さん)は背の高いイメージがありましたが、大人の女性の雰囲気が合っていて十分過ぎるほどでした。
大村彩子さんは初代放送時はこんなに幼いのかと、剛くん(金田一はじめ役:堂本剛さん)たちとの年齢差に驚きました。
犯人
犯人は紫乃さん、一部共犯に猿彦さんでした。
推理は回転扉の部分のみでしたが、DNA鑑定結果とか共犯者とか赤沼さんの存在とかいろいろ混じりあってたどり着くのは大変だったんじゃないかなと思います。
動機にしょんぼり
終盤までかなり出来が良いと思って見ていたのですが、動機を聞いてテンションが下がってしまいました。
生きていた頃の征丸さん(巽征丸役:阿久津健太郎さん)があまり性格が悪いように描かれていなくて(お母さんっ子だなあって印象)、原作での憎き綾子さんと面影が重なって許せないから一線を越えたのは理解できたのですが、そこをカットするものですから、そんなに血のつながりが大切か?っていう思いが強くなりました。
ドラマで描かれた部分だけ見れば龍之介さん(巽龍之介役:山本太郎さん)のほうが性格が悪そうです。
血がつながっていないだけで長年育てた子どもを切り捨てられるなら、嫌いな人に育てられたわが子を切り捨ててもおかしくなさそうです。
だからあえて、わが子の入れた毒を飲んだんですかね。
自分で入れましたって言っても、龍之介さんがあのお茶に何かを混入させた事実は変わらないので、本当にかばいたいんだったら違うお茶を使うか別の方法で実行するべきです。
いろいろ言いつつ、龍之介さんにも多少の恨みはあったのかなと思ってしまいました。
実の父親を知った時には、実の母親が手にかけた後だったわけですし複雑な気分です。
親の因果が子に報うっていいますけど、征丸さんかわいそう過ぎじゃないですか?
剣持警部にガッカリ
はじめちゃんと美雪(七瀬美雪役:ともさかりえさん)の浴衣姿が良かったです。
剣持警部(剣持勇役:古尾谷雅人さん)のいいところが今までなさ過ぎてもう諦めました。
犯人にだまされて間違えた推理をすることよりも、女性の見る目がないことに幻滅です。
そして、今回からオッサン、はじめ呼びの始まりです。
ちょっとずつ仲良くなってきたなとは思っていましたが、最終回を目前にして距離がぐっと近づきました。
はじめちゃんがオッサン呼びしていなかったことにこの流れで初めて気付きました。はじめちゃんの礼儀正しさでカバーされ過ぎていましたわ~。
次回
次回、最終ストーリーの蝋人形の話です。
今回の生首があまり生々しくなかったのであまり期待できませんが、予告を見る限り人物の判別はできる出来上がりのようなので、そこに注目して見たいと思います。
初代【金田一少年の事件簿 第1シリーズ】第6話のキャスト(敬称略)
金田一はじめ(私立不動高校ミステリー研究会、金田一耕助の孫、七瀬の幼なじみ):堂本剛
七瀬美雪(私立不動高校ミステリー研究会、金田一の幼なじみ):ともさかりえ
剣持勇(刑事、警部):古尾谷雅人
巽紫乃(巽家後妻、剣持の駐在所時代の知人):真行寺君枝
巽龍之介(巽家長男):山本太郎
巽征丸(紫乃の息子):阿久津健太郎
仙田猿彦(巽家使用人):小倉久寛
加藤満、野村昇史、北島道太、野仲功、伊藤康二、山本与志恵、花原照子、大村彩子、川崎愛 他