日本テレビ系日曜ドラマ枠(日曜22時30分)にて連続ドラマ『金田一少年の事件簿』の第8話「首狩り武者殺人事件」が2022年6月19日(日)に放送されました。主演の5代目金田一少年は道枝駿佑さんです。
同情を誘いつつできない感じが逆に良かったかもしれません。
5代目【金田一少年の事件簿】第8話の簡単あらすじ
金田一一(道枝駿佑)と七瀬美雪(上白石萌歌)は、剣持勇(沢村一樹)の中学の同級生に脅迫状が届いたと聞き3人で巽家があるくちなし村へ行く。そこで首狩り武者が現れ恐怖の渦に巻き込まれていく。
5代目【金田一少年の事件簿】第8話のネタバレあり感想
以下、『金田一少年の事件簿』第8話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
怖いものが多い
殺人事件より、兄弟ゲンカとか高過ぎる脚立とか遠過ぎる木とか、他の部分が怖くて震えていました。高所恐怖症なので仲間がいて良かったです。
みんなでお祭りに行くのは、こんな状況で?!とぎょっとしましたが、ウメさん(冬木ウメ役:福井裕子さん)も付き添いでいてもえぎさん(巽もえぎ役:近藤華さん)もいて、4人でいるのに癒されたので良かったです。
武者集団は全く怖くなかったですが、そこに音楽を付けることによって怖さを演出できていて良かったです。
佐木くんが忠犬
佐木くん(佐木竜太役:岩崎大昇さん)がめっちゃストーカー。というよりは忠犬でした。そこまではじめちゃん(金田一一役:道枝駿佑さん)に心酔する佐木くんすごいです。
出番がないのにヒント係を務めるのつよ。
はじめちゃんより佐木くんのほうがキャラが濃いまであります。
犯人予想と実際
原作での犯人は分かっていますが、結構ウメさんにも目が行く構成で良かったと思います。
できることならそのままウメさんでもいいのではないかと思いましたが、やはりそうはならず、原作通り犯人は紫乃さん (巽紫乃役:仙道敦子さん)でした。共犯に猿彦さん (仙田猿彦役:田鍋謙一郎さん)でしたが紫乃さんの誘導によって亡くなりました。
動機は、実の息子である龍之介さん(巽龍之介役:吉村界人さん)に当主の座を継いでほしかったためです。
征丸さん(巽征丸役:福山翔大さん)がいなくなったと聞いて、脅迫状の件があるのに心配せず意味深なそぶりしかしないのが、犯人を隠す演技が足りませんでしたね。
「犯人はこの中にいる」でこの中にいなかった剣持警部(剣持勇役:沢村一樹さん)は人を集める能力をもっと鍛えてほしいです。剣持警部が中学時代遠巻きにされたのは、イケメン過ぎて距離を置く照れ屋さん地域にあったったからだと思います。
気になる点が2つ
特に気になる点が2つありました。
まず1つ、合わせ扉の間の扉が少なくなってませんか?入り込んだ場所にあるとはいえ、鍵の場所とか猿彦さんが潜んでいる時とか誰かに見つかる可能性があってちょっとなあと。
結局猿彦さんは潜む必要はなかったのでクリアかと思いきや、2つ目の、紫乃さんと猿彦さんが鍵を手渡ししていない、はじめちゃんがドア前から動かないという気になる点につながります。
鍵置き場に戻せるんだったらこんなに大がかりなトリックにしなくて良かったと思いますし、紫乃さんが殺害に関与していないと言えば征丸さん殺害容疑からは逃れられたのでは?所定の位置にあった鍵を持っていっただけなんですから。龍之介さんと血がつながっていてもイコール犯人ではないわけですよね。この発言でメンタルは折れたかもしれません。
簡易的で分かりやすくはなっていましたがこれはアカンです。それかはじめちゃんの再現回想が違っただけですね!
原作の細かい部分を覚えていないので間違えてたらすみません。
猿彦さん
初代の小倉さんが猿彦さん完璧!と思っていましたが、田鍋さんの猿彦さんも良かったです。ぎょろっとした目が一層猿彦さんらしさを増していました。
赤沼さんをやって猿彦さんをやって首狩り武者をやって赤沼さんをやってっていうハードワークに笑っちゃいました。
そして死体の演技がうま過ぎました。
長女と長男
ウメさんが「お嬢さまは大病にかかってからこんなふうでして」ともえぎちゃんに対して言った際の「こんなふう」とはどんなふう?ヨーヨー釣りの達人ってこと?(まじですごい)って感じでしたが、おかしな発言が多い的なことだと最後に分かってスッキリしました。
3年前に龍之介さんから毒を盛られておかしくなったふりをしていたんですね。そういう話あった!とうれしかったです。
この設定があることによって龍之介さんが母親にしようとしたことが確かになっていいです。いまさら心ばかりの制止をして母さんと呼んでも遅いわとこの母子に同情する気は一切湧きませんでした。
征丸さんがいつも悲しい
征丸さんが初代でも今回でも本人の非なく殺されたのが悲しかったです。リメイクではちゃんと演出してくれると思ったのですが。
征丸さんに綾子さんの面影があるかどうかで、紫乃さんが悲劇の母親の印象になるか変わってくると思うんですけどね。
もえぎちゃんのビジュアルといい、漫画ではなく初代を参考にしてドラマ化したんじゃないかと思うところが時々あってモヤッとします。
次回
次回はオペラ座館ファントムの事件です。
オペラ座館と聞いてまたリメイクかと体がこわばりましたが、こちらはドラマ化されていない第3の事件の話ですね。
シャンデリアが豪華ですてき!楽しみです!
山本舞香さんがいて出演者も豪華なので最後のストーリーでしょうか。
狐火流しの事件がドラマ化されそうになくてオープニングにツッコミを入れたいです。
5代目【金田一少年の事件簿】第8話のキャスト(敬称略)
金田一一(不動高等学校2年、金田一耕助の孫、七瀬の幼なじみ):道枝駿佑(なにわ男子)
七瀬美雪(不動高等学校2年、ミステリー研究会、金田一の幼なじみ):上白石萌歌
佐木竜太(不動高等学校1年、ミステリー研究会):岩崎大昇(美 少年、ジャニーズJr.)
剣持勇(警視庁捜査一課警部):沢村一樹
巽龍之介(巽家長男):吉村界人
巽征丸(巽家次男(養子)、紫乃の息子):福山翔大
仙田猿彦(巽家使用人):田鍋謙一郎
巽もえぎ(巽家長女):近藤華
冬木ウメ(巽家使用人):福井裕子
岩田和巳(巽家の顧問弁護士):八十田勇一
巽綾子(巽家先妻、故人):葉山レイコ
神奈川県警刑事:ヨシダ朝
柊兼春(約400年前関ヶ原の合戦に敗北):上杉陽一
巽(約400年前関ヶ原の合戦に敗北、柊の首をはねる):渡辺穣
中学時代の剣持:美波
中高校時代の紫乃:河村花
高校時代の綾子:岡田愛
神奈川県警刑事:朝妻徹
高校時代の綾子の友人:原舞歌
高校時代の綾子の友人:森永さくら
巽蔵之介(巽家前当主、故人):辻つとむ
バスのアナウンス:長谷川裕貴
巽紫乃(巽家の後妻、剣持の中学時代の同級生):仙道敦子
他