日本テレビ系土曜ドラマ枠(土曜21時)にて連続ドラマ『金田一少年の事件簿N(neo)』の第4話「鬼火島殺人事件完結編」が2014年8月9日(土)に初回放送されました。主演の4代目金田一少年は山田涼介さんです。
今回は2022年にTVerで限定配信されていたものを視聴しました。
密室も謎だし、高いところにつるすのも謎だし、トリックの謎解きで1時間いきそうだなと思ったら、また事件が起きました。
完結編でも事件が起きると心に刻みます。
4代目【金田一少年の事件簿N】第4話の簡単あらすじ
被害者2人の犯行トリックを考える金田一一(山田涼介)。
夜には七瀬美雪(川口春奈)との進展を期待した金田一だったが、不安に駆られた加藤賢太郎(千葉雄大)のそばに付き添うことになり、過去の出来事や院内カーストのことを聞く。
4代目【金田一少年の事件簿N】第4話のネタバレあり感想
以下、『金田一少年の事件簿N(neo)』第4話の感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
加藤さんに付き添い
加藤さん(加藤賢太郎役:千葉雄大さん)が部屋に来たときは、はじめちゃん(金田一一役:山田涼介さん)が美雪(七瀬美雪役:川口春奈さん)を優先して加藤さんが亡くなる自分を悔やむパターンかと思ったら、ちゃんと加藤さんに付き合ってあげてはじめちゃんは偉いなあと思いました。
しかし、そのハードルの高さで犯行を実行する犯人に絶望です。2人の会話を聞いていただろうに辞めなかったのが残念でなりません。
研修医たち
加藤さんが亡くなってしまったと思ったら、今度は川島さん(川島豊役:桐山漣さん)がかわいくなってちょっときゅんとしました。
「そんなの知りませんよ」っていう言い方が好きです。
鬼火のイタズラは超ファインプレーでした。
男性研修医4人組で固まっているのかと思ったら、普段は川島さんと白石さん(白石美穂役:大野いとさん)で行動していたようで意外でした。
カーストの話で、親が医師であるはずの椎名さん(椎名真木男役:増田貴久さん)を、親が看護師の白石さんより上だとかたくなに位置付けなかったのはなぜなのだろうと謎だったのですが、はじめちゃんは職業差別をせず、完全に役職が上かどうかで考えたんですね。これは自分の考えを改めねばなあと思わされました。
白石さんが脚立のことを言わなかったのは院内カーストではなく恋人だったから、のほうが印象的にはしっくりきました。
犯人
犯人は椎名さんでした。
私が椎名さんを予想の1人に挙げていたのは過去の記憶からだったんですね。
何もなければ、あんな亡くなり方(に仕立てられた)をした人を疑いませんよねえ。疑う要素があるとすれば、金田一くんがやたらと遺体を下に下ろそうとしたしたことくらいで。
シャンデリアを使って自分をつり上げたのかとハッとしたのに、自分で人力でつり上げたとかマッスルが過ぎます。しかも2回はやってるわけでしょ。医者より向いている職業がありそうです。
調べたら「滑車の原理」っていうのがあって、これを使って体重を分散させたのね!と納得して
見返したら、全然使ってなくてやっぱりマッスルでした。
しかも部屋の模様替えも短時間でやってのけてますからね。彼は本当に筋肉の塊なのでしょう。
内視鏡カメラを使うことは当たっていましたが、映像ではなく実演だったのが悔しいです。
角部屋だったから窓が2つある部屋だったんですね。前回の時点で部屋の見取り図が出ていたと思うのでじっくり見れば良かったです。
ゴミ箱にコトンも地味に覚えてたようです。
島に助けが来たときに自分の存在をどうするのか疑問でしたが、全て火の中に葬ろうとしていたと分かって納得でした。
海老沢さん家族
新谷さん(新谷百合役:森口瑤子さん)は、海老沢さん(海老沢邦明役:間宮祥太朗さん)のお母さん(海老沢恵子役:千葉雅子さん)の妹さんだそうです。海老沢さんの叔母さんですね。
真実を知りたかったと言うだけで邪が一切ありませんでした。
熱きドクター
川崎先生(川崎洋三役:布施博さん)は事件に無関係の、普通にいい先生でした。
海老沢さんを追い詰めた張本人だとか、森村さん(森村圭一役:前野朋哉さん)を裏で操ってる黒幕だとか願ったんですけど、医者としての心に熱いめちゃめちゃいい先生でした。
これは研修医合宿の講師にも、なるわな~と思いました。
動機
椎名さんが語る犯行理由に最初は不服でした。
だって、一番悪いのは自分ですもんね。
人のせいにしてますけど、親友を裏切る決断をしたのは自分じゃんって、責任転嫁してるじゃんって思っちゃいました。
でもその後の海老沢さんがいい人過ぎてうるっとしました。お母さんのフォローをして、椎名さんもフォローして、誰も責めず。
全部許したいって思いました。
それに椎名さんは他の人を道連れにする気だったとのことだったので、それなら納得かなあと思いました。
回想にあるくらいの裏切り?だったら、裏で、森村さんの前ではこうさせてってフォローを入れていれば大ごとにならなかったんじゃないかなあとも思いますが、親が偉大過ぎてどうなんでしょう。
枕元の小説
小説になぞらえて手を下していたと知って驚きでした。深いです。
でも、海老沢さんが目を覚ました後、海老沢さんには犯人が分かるようになっているって……それはとても残酷なことですよね。
誰も責めなかった海老沢さんが、そのことを知って感謝なんてしないでしょう。自分を責めるだけだと思います。
椎名さんはことごとく選択肢を間違うなあと思いました。
遺書はちゃんとお母さんに渡してあげてください。読まずにトイレに流すのではないかとひやひやしました。
次回
次回は「金田一少年の決死行」です。
これは1話完結は無理だろうと思ったらやはり前後編です。
今だったら調べれば2話完結かどうか分かりますが、リアタイしていると分からなかったと思いますので予告で判断できるといいのになと思いました。
4代目【金田一少年の事件簿N】第4話のキャスト(敬称略)
金田一一(不動高校2年、ミステリー研究部、名探偵・金田一耕助の孫):山田涼介(Hey! Say! JUMP)
七瀬美雪(不動高校2年、金田一の幼なじみ):川口春奈
佐木竜二(不動高校1年、ビデオおたく):有岡大貴(Hey! Say! JUMP)
真壁誠(不動高校3年、ミステリー研究部部長):浅利陽介
畠山高徳(刑事、剣持の部下):宮下純一
剣持勇(警視庁警部、畠山の上司):山口智充
黒河美穂(不動高校2年、映画研究部からミステリー研究部へ移籍):岡本あずさ
辻隼人(不動高校1年、映画研究部からミステリー研究部へ移籍):萩原利久
星野かなえ(不動高校1年、映画研究部からミステリー研究部へ移籍):小島あやめ
椎名真木男(研修医、父親が不動総合病院外科医):増田貴久(NEWS)
加藤賢太郎(研修医、父親が不動総合病院外科部長):千葉雄大
白石美穂(研修医、母親が不動総合病院看護師):大野いと
川島豊(研修医、父親が不動総合病院内科部長):桐山漣
森村圭一(研修医、父親が不動総合病院理事長):前野朋哉
塚原伝造(研修所の管理人):品川徹
海老沢恵子(不動総合病院看護師、邦明の母、新谷の姉):千葉雅子
海老沢邦明(研修医、3カ月前に自殺未遂による意識不明で入院中、小説家志望):間宮祥太朗
不動総合病院看護師:辻本瑞貴
川崎洋三(不動総合病院医師、研修医合宿の講師):布施博
新谷百合(アルバイト主任、恵子の妹):森口瑤子
他